シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


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△ユダヤ史の研究演習 2 (ユダヤ教・ユダヤ人の歴史(2))
Seminar on the Jewish History 2 -History of Judaism and Jewish People(2)-
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  演習/Seminar

  勝又 悦子

<概要/Course Content Summary>

春学期の続きである。秋学期は,第二神殿崩壊後のユダヤ教の信仰生活の中心となるシナゴーグの生活について議論する。S. サフライ・M.シュテル編『総説ユダヤ人の歴史(下)』に基づき,文中で言及されるラビ文献資料の原典を精読し,シナゴーグ生活の諸相を追う。同時に,イスラエル各地で発掘されたシナゴーグの状況,またシナゴーグ美術も資料として取り上げる。

Dura-Europos シナゴーグの壁画https://i.pinimg.com/originals/26/d6/4c/26d64cb8ad49e1347da883d32cc7ee27.jpg

<到達目標/Goals,Aims>

学生が,エルサレム第二神殿崩壊後のシナゴーグを中心としたラビ・ユダヤ教の諸相を理解すること。学生が,ラビ文献を分析し理解できるようになること。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) 第1回  (内容/ Contents) ガイダンス:ラビ文献の使い方 
シナゴーグとは 
(授業時間外の学習/ Assignments) サフライ他編『総説ユダヤ人の歴史下』 を概読する。 
(実施回/ Week) 第2回  (内容/ Contents) シナゴーグの起源と名称  (授業時間外の学習/ Assignments) サフライ他編『総説ユダヤ人の歴史下』 pp.109-114 を読み,言及されるラビ文献資料を予習する。 
(実施回/ Week) 第3回  (内容/ Contents) シナゴーグの特質と礼拝(1)  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 pp.115-122を読み,言及されるラビ文献資料を予習する。 
(実施回/ Week) 第4回  (内容/ Contents) シナゴーグの特質と礼拝(2)  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 pp.122-127を読み,言及されるラビ文献資料を予習する。 
(実施回/ Week) 第5回  (内容/ Contents) シナゴーグにおける聖書朗読制度について(1)  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 pp.127-130を読み,言及されるラビ文献資料を予習する。 
(実施回/ Week) 第6回  (内容/ Contents) シナゴーグにおける聖書朗読制度について(2)  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 pp.130-133を読み,言及されるラビ文献資料を予習する。 
(実施回/ Week) 第7回  (内容/ Contents) シナゴーグの行政  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 pp.133-137を読み,言及されるラビ文献資料を予習する。 
(実施回/ Week) 第8回  (内容/ Contents) シナゴーグの場所と構造  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 pp.137-141を読み,言及されるラビ文献資料を予習する。 
(実施回/ Week) 第9回  (内容/ Contents) シナゴーグの利用  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 pp.142-143を読み,言及されるラビ文献資料を予習する。 
(実施回/ Week) 第10回  (内容/ Contents) シナゴーグ美術:Dura-Europos シナゴーグ(1)  (授業時間外の学習/ Assignments) Dura-Europs シナゴーグについての資料を予習する。 
(実施回/ Week) 第11回  (内容/ Contents) シナゴーグ美術:Dura-Europos シナゴーグ(2)  (授業時間外の学習/ Assignments) Dura-Europs シナゴーグについての資料を予習する。 
(実施回/ Week) 第12回  (内容/ Contents) シナゴーグ美術:ティベリア/ベイト・アルファ/セフォリスのシナゴーグ  (授業時間外の学習/ Assignments) シナゴーグ美術についての資料を予習する。 
(実施回/ Week) 第13回  (内容/ Contents) 研究発表(1)  (授業時間外の学習/ Assignments) 各自,関心あるテーマについてまとめて発表の準備をする。 
(実施回/ Week) 第14回  (内容/ Contents) 研究発表(2)  (授業時間外の学習/ Assignments) 各自,関心あるテーマについてまとめて発表の準備をする。 
(実施回/ Week) 第15回  (内容/ Contents) 総括  (授業時間外の学習/ Assignments) 期末レポートを作成する。 

受講者と相談の上,授業計画を変更する可能性があります。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

授業参加  40%  議論に積極的に参加すること。 
発表  30%  責任をもって自分の担当箇所の報告,研究発表をすること。 
期末レポート  30%  関心のあるテーマを掘り下げること。 

<テキスト/Textbook>

S. サフライ,M. シュテルン編  『総説:ユダヤ人の歴史(下)-キリスト教成立時代のユダヤ的生活の諸相-』 (新地書房、1992) 文中で言及されるラビ文献資料にあたることが大切です。 

 

<参考文献/Reference Book>

J. Gutman , The Dura-Europos synagogue : a re-evaluation (1932-1992) .   (Scholars Press, 1992) . 

 

 

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