シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


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△宗教哲学演習2 (宗教哲学の諸問題(2))
Seminar: Philosophy of Religion 2 -Issues in Philosophy of Religion (2)-
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  演習/Seminar

  三宅 威仁

<概要/Course Content Summary>

 本講は,宗教哲学や宗教学(宗教社会学,宗教人類学,宗教心理学など)に関連する分野で修士論文を執筆する予定の大学院生を対象とした演習である。組織神学を専攻している大学院生はもちろんのこと,他研究コース生の受講も歓迎する。 
 受講者は,各自の論文想定題に基づき,参考文献の読解やその他の適切な調査を行い,研究成果を授業で発表することが求められる。さらに,クラスでのディスカッションや担当者との面談を通じて研究テーマに関する理解を深め,修士論文の完成を目指す。 
 また,本講は,宗教哲学に関連した文献を1冊取り上げて講読することにより,文献読解に必要な知識や技能を涵養する。選定する文献は受講者と相談のうえで決定するが,本シラバス執筆時点ではハイデガー『存在と時間』を春学期に引き続いて講読する予定である。  
 ハイデガー(Martin Heidegger, 1889~1976)はヴィトゲンシュタインと並んで20世紀最大の思想家と目されている。長い間忘却されてきた「存在の意味への問い」に真正面から取り組んだ彼の思想は,哲学のみならず文学や政治学,そして神学においてはブルトマンの実存主義的聖書解釈やティリヒの組織神学などに甚大な影響を及ぼしてきた。ハイデガーの思索の根本動向を理解し,キリスト教神学に対する彼の影響を検証する。

<到達目標/Goals,Aims>

 宗教学,宗教哲学,組織神学の分野で修士論文を作成するために必要とされる知識や技能を修得する。また,宗教哲学に関連した文献を読解するために必要とされる知識や技能を修得する。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) 1回目  (内容/ Contents) イントロダクション  (授業時間外の学習/ Assignments) 文献の読解など,修士論文の作成に必要な研究を行うこと(90分)。 
(実施回/ Week) 2回目  (内容/ Contents) 死への存在  (授業時間外の学習/ Assignments) 文献の読解など,修士論文の作成に必要な研究を行うこと(90分)。 
(実施回/ Week) 3回目  (内容/ Contents) 良心の実存論的解釈  (授業時間外の学習/ Assignments) 文献の読解など,修士論文の作成に必要な研究を行うこと(90分)。 
(実施回/ Week) 4回目  (内容/ Contents) 先駆的覚悟性  (授業時間外の学習/ Assignments) 文献の読解など,修士論文の作成に必要な研究を行うこと(90分)。 
(実施回/ Week) 5回目  (内容/ Contents) 気遣いの存在論的意味としての時間性  (授業時間外の学習/ Assignments) 文献の読解など,修士論文の作成に必要な研究を行うこと(90分)。 
(実施回/ Week) 6回目  (内容/ Contents) 時間性と日常性  (授業時間外の学習/ Assignments) 文献の読解など,修士論文の作成に必要な研究を行うこと(90分)。 
(実施回/ Week) 7回目  (内容/ Contents) 世界内存在の時間性  (授業時間外の学習/ Assignments) 文献の読解など,修士論文の作成に必要な研究を行うこと(90分)。 
(実施回/ Week) 8回目  (内容/ Contents) 時間性と歴史性  (授業時間外の学習/ Assignments) 文献の読解など,修士論文の作成に必要な研究を行うこと(90分)。 
(実施回/ Week) 9回目  (内容/ Contents) 歴史性の根本機構  (授業時間外の学習/ Assignments) 文献の読解など,修士論文の作成に必要な研究を行うこと(90分)。 
(実施回/ Week) 10回目  (内容/ Contents) 現存在の歴史性に発する歴史学の実存論的起源  (授業時間外の学習/ Assignments) 文献の読解など,修士論文の作成に必要な研究を行うこと(90分)。 
(実施回/ Week) 11回目  (内容/ Contents) 時間性と,通俗的時間概念の根源としての時間内部性  (授業時間外の学習/ Assignments) 文献の読解など,修士論文の作成に必要な研究を行うこと(90分)。 
(実施回/ Week) 12回目  (内容/ Contents) 言葉への途上  (授業時間外の学習/ Assignments) 文献の読解など,修士論文の作成に必要な研究を行うこと(90分)。 
(実施回/ Week) 13回目  (内容/ Contents) 技術への問い,「組立て」  (授業時間外の学習/ Assignments) 文献の読解など,修士論文の作成に必要な研究を行うこと(90分)。 
(実施回/ Week) 14回目  (内容/ Contents) 四方域  (授業時間外の学習/ Assignments) 文献の読解など,修士論文の作成に必要な研究を行うこと(90分)。 
(実施回/ Week) 15回目  (内容/ Contents) 総括  (授業時間外の学習/ Assignments) 期末レポートを作成すること。 

 取り上げる文献は受講者と相談のうえ,変更する可能性がある。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(出席,クラス参加,グループ作業の成果等)  80%  受講者は研究成果を発表し,相互に評価し合う。 
期末レポート試験・論文  20%  受講者は研究成果を文書化する。 

 講義回数の3分の2以上の出席がない場合,レポートを提出しても単位は認定されない。

<テキスト/Textbook>

   教室で指示する。 

 

 

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