シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


10103356 

△実践神学の課題(卒業論文演習)6 (現代社会と宗教(2))
Issues of Practical Theology (Graduation Thesis Seminar) 6 -Contemporary Society and Religion(2)-
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  演習/Seminar

  木谷 佳楠

<概要/Course Content Summary>

 ゼミ形式のこのクラスでは、公共圏における宗教と社会の関わりについて学びます。受講生は公共宗教(public religion)や公共神学(public theology)に関するトピックの中から研究テーマを設定して発表をおこない、春・秋学期を通して発表や 
ディスカッションの方法、論文作成の技法を身につけることを目的にしています。 
このゼミで研究可能なテーマは、講義科目「宗教と差別」「実践神学総論」などで扱ったテーマです。従って、過去にこれらの科目を履修済みの学生にとっては、講義で学んだことを自らもう一度研究し直すことによって、より深くそのテーマが持つ問題の所在について学ぶことができます。特に4年次生(卒業年次生)で卒業論文に取り組む予定の方は履修してください。3年次生で自発的に研究を行いたい方も歓迎します。 
 
 秋学期の前半では、研究発表やレポート執筆の方法について学びます。 
後半では公共圏における宗教の影響・役割についてアジアを代表する思想家・神学者がどのように考えているのかを学ぶため、C.S.ソン、小山晃佑、ピーター・C・ファンなどによって書かれた文献を研究します。そのフィードバックとして、受講生による研究発表を求めます。 
 
 また、現代社会が抱える問題を多角的に学ぶことを目指しているので、機会があれば海外の大学あるいは教会を訪問し、フィールドワークを実施することも考えています。

<到達目標/Goals,Aims>

 受講生が現代社会の宗教が関わる問題についてより深く学ぶことができるようになる。また、研究発表を行う際の基礎的なスキルを身につけることができる。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 導入:春学期の振り返りと秋学期の到達目標の確認  (授業時間外の学習/ Assignments) 課題文献を読む 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 学術論文・文献の探し方 (1)  (授業時間外の学習/ Assignments) 課題文献を読む 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 学術論文・文献の探し方 (2)  (授業時間外の学習/ Assignments) 課題文献を読む 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 学術論文の読み方 (1)  (授業時間外の学習/ Assignments) 課題文献を読む 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 学術論文の読み方 (2)  (授業時間外の学習/ Assignments) 課題文献を読む 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 論文執筆の技法 (1)  (授業時間外の学習/ Assignments) 課題文献を読む 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 論文執筆の技法 (2)  (授業時間外の学習/ Assignments) 課題文献を読む 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 文献講読 (1)受講生による発表と質疑応答・ディスカッション 
テーマ:物語の神学 
(授業時間外の学習/ Assignments) 発表の準備をする 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 文献講読 (2)受講生による発表と質疑応答・ディスカッション 
テーマ:日本民話と神学 
(授業時間外の学習/ Assignments) 発表の準備をする 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 文献講読 (3)受講生による発表と質疑応答・ディスカッション 
テーマ:小山晃佑『裂かれた神の姿』 
(授業時間外の学習/ Assignments) 発表の準備をする 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 文献講読 (4)受講生による発表と質疑応答・ディスカッション 
テーマ:小山晃佑『時速五キロの神』 
(授業時間外の学習/ Assignments) 発表の準備をする 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 文献講読 (5)受講生による発表と質疑応答・ディスカッション 
テーマ:アジアのキリスト教 
(授業時間外の学習/ Assignments) 発表の準備をする 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 文献講読 (6)受講生による発表と質疑応答・ディスカッション 
テーマ:アジアの神学 
(授業時間外の学習/ Assignments) 発表の準備をする 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 文献講読 (7)受講生による発表と質疑応答・ディスカッション 
テーマ:宗教多元主義 
(授業時間外の学習/ Assignments) 発表の準備をする 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) 総括  (授業時間外の学習/ Assignments) 学んだ内容の復習をする 

受講生の人数によっては授業の進め方を変更する場合があります。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(出席、クラス参加)  50%  30分以上の遅刻は出席としません。  
積極的なディスカッションへの参加を求めます。 
研究発表  50%  研究をどこまで深めることができたのかという点と、PowerPointによるプレゼンテーション、紙媒体のレジュメの両方の完成度を評価します。 

出席重視です。1/3以上欠席すると自動的にF評価となります。30分以上の遅刻は欠席とみなします。

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
26 46.2 30.8 7.7 0.0 15.4 0.0 2.9

<参考文献/Reference Book>

小山晃佑  『裂かれた神の姿』(日本基督教団出版局、1996)
 

小山晃佑  『時速五キロの神』(同信社、1982)
 

C. S. Song , The Believing Heart: An Invitation to Story Theology .   (Fortress Press, 1999) . 

 

C. S. Song , Jesus the Crucified People .   (Fortress Press, 1990) . 

 

Peter C. Phan , Being Religious Interreligiously: Asian Perspectives on Interfaith Dialogue in Postmodernity .   (Orbis Books, 2004) . 

 

Peter C. Phan  『Living into Death, Dying into Life: Death and the Afterlife』(Lectio Publishing、2014)
 

<備考/Remarks>

視聴覚教材を使用します。毎回ディスカッションを行い、発表がある回には発表者に対するフィードバックを毎回記入していただきます。 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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