シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


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△キリスト教史特講2 (エキュメニズムの歴史)
Advanced Lecture in History of Christianity 2 -History of Oecumenism-
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  村上 みか

<概要/Course Content Summary>

 宗教改革はカトリック教会から分かれて新しいプロテスタント教会を成立させ,さらにはその内部に多くの教派を成立させて,ある意味,キリスト教の「分裂」を促進する機能を果たした。このようなキリスト教会の現実に対して,同じ聖書に立つものとして相互の理解を図り,歩み寄ろうとする「エキュメニカル運動」が近代以降,徐々に展開されてゆく。本講は宗教改革以後の教派の対立とエキュメニカル運動の歴史をたどり,そこでなされた神学的な努力と一致のための試みを学ぶ。そしてそれを通じて,真にあるべきキリスト教の一致の可能性について考察を行う。

<到達目標/Goals,Aims>

① 教派対立の歴史と,その中で生み出された一致のための努力を理解できるようになる。 
② キリスト教の一致の可能性について,神学的に考察する力を身につける。 

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) 1回目  (内容/ Contents) 授業概要の説明(zoomによる双方型授業)  (授業時間外の学習/ Assignments) ノートと配布資料をもとに授業内容を復習する。 
(実施回/ Week) 2回目  (内容/ Contents) ≪カトリック教会におけるエキュメニカル運動≫ 
プロテスタント教会との対立の歴史(1) 
(授業時間外の学習/ Assignments) ノートと配布資料をもとに授業内容を復習する。 
(実施回/ Week) 3回目  (内容/ Contents) プロテスタント教会との対立の歴史(2)  (授業時間外の学習/ Assignments) ノートと配布資料をもとに授業内容を復習する。 
(実施回/ Week) 4回目  (内容/ Contents) 近代とカトリシズム  (授業時間外の学習/ Assignments) ノートと配布資料をもとに授業内容を復習する。 
(実施回/ Week) 5回目  (内容/ Contents) 2~4回の授業の振り返り:質疑応答とディスカッション(zoomによる双方型授業)  (授業時間外の学習/ Assignments) ノートと配布資料をもとに授業内容を復習する。 
(実施回/ Week) 6回目  (内容/ Contents) カトリック改革派,第二ヴァティカン公会議  (授業時間外の学習/ Assignments) ノートと配布資料をもとに授業内容を復習する。 
(実施回/ Week) 7回目  (内容/ Contents) 「カトリック教会におけるエキュメニカル運動」全体の振り返り:質疑応答とディスカッション(zoomによる双方型授業)  (授業時間外の学習/ Assignments) ノートと配布資料をもとに授業内容を復習する。 
(実施回/ Week) 8回目  (内容/ Contents) ≪プロテスタント教会におけるエキュメニカル運動≫ 
諸教派の成立と対立の歴史:ルター派,改革派,長老派,会衆派,バプテスト派等 
(授業時間外の学習/ Assignments) ノートと配布資料をもとに授業内容を復習する。 
(実施回/ Week) 9回目  (内容/ Contents) 敬虔主義  (授業時間外の学習/ Assignments) ノートと配布資料をもとに授業内容を復習する。 
(実施回/ Week) 10回目  (内容/ Contents) 19~20世紀のプロテスタント教会とエキュメニカル運動:諸運動と世界教会協議会(WCC)の形成と活動  (授業時間外の学習/ Assignments) ノートと配布資料をもとに授業内容を復習する。 
(実施回/ Week) 11回目  (内容/ Contents) 「プロテスタント教会におけるエキュメニカル運動」の振り返り:質疑応答とディスカッション(zoomによる双方型授業)  (授業時間外の学習/ Assignments) ノートと配布資料をもとに授業内容を復習する。 
(実施回/ Week) 12回目  (内容/ Contents) ≪一致の可能性≫ 
一致のための共同の試み: カトリック教会とルター派の共同宣言 
(授業時間外の学習/ Assignments) ノートと配布資料をもとに授業内容を復習する。 
(実施回/ Week) 13回目  (内容/ Contents) 一致の可能性についての考察  (授業時間外の学習/ Assignments) ノートと配布資料をもとに授業内容を復習する。またレポート作成の準備をする。 
(実施回/ Week) 14回目  (内容/ Contents) 一致の可能性についての考察  (授業時間外の学習/ Assignments) ノートと配布資料をもとに授業内容を復習する。またレポート作成の準備をする。 
(実施回/ Week) 15回目  (内容/ Contents) まとめ:一致の可能性と展望(zoomによる双方型授業)  (授業時間外の学習/ Assignments) ノートと配布資料をもとに授業内容を復習する。またレポート作成の準備をする。 

本講義は「動画配信授業(10回)」と「zoomによる双方向型授業(5回)」により行います。 
詳しくは初回のzoom授業で説明します。zoomへの参加の仕方はe-classでお知らせします。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(zoom授業への出席,議論への参加)  30%  出席率と授業時の議論への参加について評価を行う。 
小レポート(10回)  70%  授業動画を視聴し,各回のテーマを正確に理解し,自らの言葉でまとめられているかを評価のポイントとする。 

平常点はzoom授業への出席が前提となります。また小レポートは授業動画を見て課題を提出することが条件となります(授業動画を見ないで提出されたものは採点の対象とはなりません)。

<テキスト/Textbook>

 授業時に適宜,配布する。

<参考文献/Reference Book>

 授業時に適宜,紹介する。

 

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