シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


10101392 

△宗教科教育法C (宗教科教育法(2))
Teaching Method for Religious Education C -Teaching Method for Religious Education(2)-
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  演習/Seminar

  小﨑 眞

<概要/Course Content Summary>

 本講はキリスト教主義中学校・高等学校の宗教科(聖書科)の教職免許状の取得を目指す者を対象とした演習です。その目的は,宗教科(聖書科)の教育を行う際に必要とされる実践的な知識や技法・心構えなどを養うことにあります。 
 受講者は授業教案を作成し,クラスにおいて実際に模擬授業を行うことが要求されます。その内容や教授法を相互に評価し合うことにより,宗教科(聖書科)教育の実践的な知識,技能を身につけ,次年度の教育実習に,さらには将来,教師として教壇に立つ日に備えます。 
 登録者は「宗教科教育法A」を既に履修していることが望まれます。

<到達目標/Goals,Aims>

 受講生は模擬授業の経験を通し,授業実践の課題と可能性を見出す事ができるようになる。とくに,受講生相互及び担当者の批評を通し,教授者としての資質を磨くと共にキリスト教教育観を深化する事ができるようになる。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) 1回目  (内容/ Contents) オリエンテーション  (授業時間外の学習/ Assignments) 本講義の到達目標確認。主体的学習に向けての助言。 
(実施回/ Week) 2回目  (内容/ Contents) 教案・板書・資料作成の方法と問題点:「聖書で教える」「聖書を教える」をめぐって。  (授業時間外の学習/ Assignments) 担当者による模擬授業への批判,検討を通し,今後の自らが担当する授業の展開を構築する。 
(実施回/ Week) 3回目  (内容/ Contents) ゲストスピーカによる模擬授業(近畿圏内の聖書科教諭)聖書科教育の可能性を探る  (授業時間外の学習/ Assignments) ゲストスピーカの模擬授業・カリキュラムへの評価等が求められる。 
(実施回/ Week) 4回目  (内容/ Contents) 受講者による模擬授業(テーマ「聖書を教える」):宗教科(聖書科)教案/授業の実践(1)第1グループ  (授業時間外の学習/ Assignments) 模擬授業の為の教案作り等準備。授業後の報告書,自己評価等。 
(実施回/ Week) 5回目  (内容/ Contents) 受講者による模擬授業(テーマ「聖書を教える」):宗教科(聖書科)教案/授業の実践(2)第2グループ  (授業時間外の学習/ Assignments) 模擬授業の為の教案作り等準備。授業後の報告書,自己評価等。 
(実施回/ Week) 6回目  (内容/ Contents) 受講者による模擬授業(テーマ「聖書を教える」):宗教科(聖書科)教案/授業の実践(3)第3グループ  (授業時間外の学習/ Assignments) 模擬授業の為の教案作り等準備。授業後の報告書,自己評価等。 
(実施回/ Week) 7回目  (内容/ Contents) 受講者による模擬授業(テーマ「聖書を教える」):宗教科(聖書科)教案/授業の実践(4)第4グループ  (授業時間外の学習/ Assignments) 模擬授業の為の教案作り等準備。授業後の報告書,自己評価等。 
(実施回/ Week) 8回目  (内容/ Contents) ゲストスピーカによる模擬授業(京都市内の公立中学校教諭)。公立学校の教育に関心を払いつつ,キリスト教主義学校(私立学校)の可能性と限界を探究する。  (授業時間外の学習/ Assignments) ゲストスピーカの模擬授業への評価等が求められる。特に,公立学校教育と私立学校(キリスト教学校)の差異とそれぞれの可能性を探求する。 
(実施回/ Week) 9回目  (内容/ Contents) 受講者による模擬授業(テーマ「聖書で教える」):宗教科(聖書科)教案/授業の実践(1)第1グループ  (授業時間外の学習/ Assignments) 宗教(聖書)科教育の可能性を探求すべく,社会問題等に関心を払いつつ模擬授業を実践する。 
その為の教案作り等準備。授業後の自己評価等。 
(実施回/ Week) 10回目  (内容/ Contents) 受講者による模擬授業(テーマ「聖書で教える」):宗教科(聖書科)教案/授業の実践(2)第2グループ  (授業時間外の学習/ Assignments) 宗教(聖書)科教育の可能性を探求すべく,社会問題等に関心を払いつつ模擬授業を実践する。 
その為の教案作り等準備。授業後の自己評価等。 
(実施回/ Week) 11回目  (内容/ Contents) 受講者による模擬授業(テーマ「聖書で教える」):宗教科(聖書科)教案/授業の実践(3)第3グループ  (授業時間外の学習/ Assignments) 宗教(聖書)科教育の可能性を探求すべく,社会問題等に関心を払いつつ模擬授業を実践する。 
その為の教案作り等準備。授業後の自己評価等。 
(実施回/ Week) 12回目  (内容/ Contents) 受講者による模擬授業(テーマ「聖書で教える」):宗教科(聖書科)教案/授業の実践(4)第4グループ  (授業時間外の学習/ Assignments) 宗教(聖書)科教育の可能性を探求すべく,社会問題等に関心を払いつつ模擬授業を実践する。 
その為の教案作り等準備。授業後の自己評価等。 
(実施回/ Week) 13回目  (内容/ Contents) 受講者による模擬礼拝:ショートメッセージ 第1グループ  (授業時間外の学習/ Assignments) キリスト教教育現場で実践されている礼拝を想定し,ショートメッセージの準備。終了後,原稿提出。 
(実施回/ Week) 14回目  (内容/ Contents) 受講者による模擬礼拝:ショートメッセージ 第2グループ  (授業時間外の学習/ Assignments) キリスト教教育現場で実践されている礼拝を想定し,ショートメッセージの準備。終了後,原稿提出。 
(実施回/ Week) 15回目  (内容/ Contents) まとめ:「宗教科教育法」の全体を振り返り,問題を共有し,将来的展望を模索する  (授業時間外の学習/ Assignments) 秋学期全体をふりかえり,最終レポート作成のための準備。 

 なお受講学生数,受講学生の関心や理解度に応じて,開講後に授業計画を受講生と相談の上,変更することがあります。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(クラスへの積極的な関与等)  20%  クラス内での討議への参与,クラスへの貢献等,クラスへの積極的取り組み 
クラスでの模擬授業 2回  40%  模擬授業1回20%×2 
クラスでのショートメッセージ(礼拝)  15%  現場に即し,10分以内のメッセージ 
期末レポート  25%   

 受講者には,模擬授業,模擬授業コメント・評価,発表内容を発展させた学期末レポートの提出が求められます。 
また科目の性格上,クラス内での口頭発表,討議等,クラス貢献度を重視します。

<テキスト/Textbook>

  教室で指示する。 

 

<参考文献/Reference Book>

本田栄一  『 はじめて知るキリスト教 』(日本キリスト教団出版局、2002)
 

桜井希  『共に生きる』(日本キリスト教団出版局、2010)
 

福島旭  『Good news = グッドニュース -新約聖書-』(新教出版社、2007)
 

福島旭  『 Exodus = エクソダス -旧約聖書-』(新教出版、2009)
 

<備考/Remarks>

この科目は,「先行登録科目」です。 
 
<提出課題> 
模擬授業のレジュメ,模擬授業報告書,他の模擬授業に対するコメント,学期末レポート等 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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