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※学期中に内容が変更になることがあります。 | |||||
2020年度
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<概要/Course Content Summary> 本講は,キリスト教主義中学校の宗教科(聖書科)の教職免許状の取得を目指す者を対象とした演習である。その目的は,中学校において宗教科(聖書科)の教育を行う際に必要とされる知識や技法・心構えなどを養うことにある。 「宗教科教育法A1」では,現代日本社会において中学生・宗教・教育のそれぞれが抱えている問題を考察したが,「A2」ではそれをさらに掘り下げ,まず現代の宗教状況を生み出した歴史的要因について学ぶ。現代日本社会においては実に7割前後の人々が「無宗教」を自称するが,それはどのような歴史的経緯によるものであろうか。この「無宗教性」の中にあって,宗教科(聖書科)教育は何を語ることができ,何を語るべきであろうか。 次に,欧米諸国における宗教教育について学ぶ。欧米諸国はもともとキリスト教文化圏にあり,そこでの宗教教育は伝統的価値を次世代に伝達するという意味合いを持つ営みであった。しかし,現代の欧米諸国では,一方では世俗化が進み,宗教の必要性を認めない若者が増加しつつある。また,他方では多宗教の共存状況が進み,キリスト者がイスラームやその他の宗教の信徒と平和裏に共生することが求められている。こうした状況下で実施されている宗教教育について学ぶことは,日本における宗教科(聖書科)教育を考えるうえで参考になろう。 本講では,さらに,他宗教(キリスト教以外)の宗教教育,価値絶対主義と相対主義の相剋,「良い宗教」と「悪い宗教」を区別することは可能か,マスメディアと宗教教育,といったトピックを取り上げ,中学生に対して行われるべき宗教科(聖書科)教育について考える。 <到達目標/Goals,Aims> 中学校において宗教科(聖書科)の教育を行う際に必要とされる知識や技法・心構えなどを養う。とりわけ諸外国における宗教教育を参照しつつ,現代日本社会の「無宗教性」において中学生の宗教性を涵養するために必要な宗教科(聖書科)教育について理解できるようになる。 <授業計画/Schedule>
<成績評価基準/Evaluation Criteria>
本講は演習形式で行われるので,受講者にはクラスにおいて口頭で発表することを求める。さらに,小レポート3本の提出を学期中に,口頭発表と小レポートの内容を発展させたレポートの提出を学期末に課する。 <参考文献/Reference Book>
などを参考文献として用いるが,必要箇所をコピーして教室で配布する。 <備考/Remarks> この科目は,「先行登録科目」です。 |
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お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
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