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2020年度
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<概要/Course Content Summary> 実践哲学の指導者であったシャーキャムニの滅後,弟子たちの彼への思いは聖なるブッダを作り上げ,同時にブッダの教えも多様化していった。さらに覚りたる現象世界の分析はアビダルマと呼ばれる教義を構築し,ブッダを過去・現在・未来を見わたせる全知の存在に押し上げて,本来のブッダになるための教えから遠のいていった。 <到達目標/Goals,Aims> シャーキャムニの滅後,仏教の教義は多様化し,ブッダたるものを理想の人間から全知の救済者に押し上げて,ブッダになるための教えから遠のいていった。その一方で,それに対する宗教改革運動とも言うべき大乗仏教が起こる。そこではシャーキャムニへの回帰として,初期仏教の教えである無我・縁起・中道などの哲学的再構築がなされ,慈悲による救済の宗教を再編する。これらの思想に触れることは,教育者をめざす者だけでなく,社会の一員として倫理的な生き方が問われている私たちにも重要な知識をあたえてくれる。この講座では仏教がつきつめていったそれらの思想の理解を達成目標とする。 <授業計画/Schedule>
<成績評価基準/Evaluation Criteria>
成績の評価基準の20%となる平常点は,授業ごとの感想などを回収することで出席,受講態度,理解度を確認し,また不定期で小テストを行うことによって評価する。成績の評価基準の80%となる学期末試験は2000字程度の論述試験とし,教員の免許取得のための必須科目,あるいはそれと同等の学力に見合うかを評価する。 <テキスト/Textbook> 毎回必要なプリントを配布する。 <参考文献/Reference Book>
この授業の前提ともなる仏教概論1(=宗教学15)の復習をかねて,上記参考文献の『ブッダとは誰か』を前もって読み,授業の参考にされることが望ましい。 <備考/Remarks> 受講に際して,仏教用語などが難しいと感じる人は『岩波 仏教辞典 第二版』『岩波 哲学思想事典』などを参考にしてください。 |
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お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
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