シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


10101204 

△実践神学4 (宗教における差別と人権)
Practical Theology 4 -Discrimination and Human Rights in Religion-
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  木谷 佳楠

<概要/Course Content Summary>

 「人間の尊厳を損なうものは何か。」 
 この問いは人権理解に関連しています。 
 
 そして宗教は常に人間のあるべき高いレベルの姿を追求するものです。この授業では、日本のみならず世界中で起きている人権侵害の現実を直視しつつ、そこに見出される偏見や差別感をできる限り客体化し、そのプロセスを通して社会の仕組みや人権確立を阻止する要素を明らかにすることを目指します。基本的人権の理解とその確立へのプロセスの検討がここでの中心的課題です。特に、宗教がはたしてきた人権確立、あるいは阻害に関わる役割を検証し、宗教の本質を解明する糸口をも見出したいと思います。 
 
 前半の講義では世界で起きている紛争問題や差別問題について検討し、後半では日本にフォーカスを当て、人権侵害や差別の構造について共に考えます。課題はあまりにも大きく全体的把握は困難ですが、多角的な内容を提供することを目指します。 
 
備考 
(1)毎回短い映像資料を見ます。 
(2)受講生にスライドの撮影を許可しています。シャッター音が気になる方がいらっしゃるかもしれません。

<到達目標/Goals,Aims>

 学生がグローバル市民としての意識を持ち、国内外で苦しみを負う人たちの状況を知ることができる。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 導入:宗教は争いや差別を助長するのか  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内で指示された資料の予習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 宗教と宗教の衝突 (1)  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内で指示された資料の予習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 宗教と宗教の衝突 (2)  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内で指示された資料の予習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 宗教と宗教の衝突 (3)  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内で指示された資料の予習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) ファンダメンタリズム  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内で指示された資料の予習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 人種と人種の衝突  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内で指示された資料の予習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) イデオロギーの衝突  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内で指示された資料の予習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 教派間対話・宗教間対話の可能性  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内で指示された資料の予習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) アジアにおける宗教と人権  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内で指示された資料の予習 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) アジア諸国と日本  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内で指示された資料の予習 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 日本における差別問題  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内で指示された資料の予習 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 性別とジェンダー  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内で指示された資料の予習 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 少子高齢化社会  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内で指示された資料の予習・復習 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 日本における心の問題  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内評価に向けた復習 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) 授業内評価と総括  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業で学んだことの復習 

受講生の人数によっては授業の進め方を変更する場合があります。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(出席、クラス参加、e-classの掲示板への投稿等、小テスト)  50%  30分以上の遅刻は出席としませんのでご注意ください。  
小レポート  10%  中間レポートの提出を求めます。 
授業内評価  40%  授業で学んできたことを自分なりに深めることができたのか、という点を評価します。 

<平常点>出席重視です。1/3以上欠席すると自動的にF評価となります。30分以上の遅刻は欠席と見なします。  
毎回視聴覚教材を使用します。講義の理解度を確認するため、毎週小テストをおこないます。 
<小レポート・授業内評価>授業で学んだ内容の範囲から出題します。

<参考文献/Reference Book>

Samuel P. Huntington , The Clash of Civilizations and the Remaking of World Order .   (Simon and Schuster, 1996) . 

 

Jürgen Habermas and Joseph Cardinal Ratzinger , The Dialectics of Secularization :  On Reason and Religion .   (Ignatius Press, 2007) . 

 

 

 

 

 

 

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