シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


10101180 

△組織神学演習10 (宗教・歴史・人間(4))
Systematic Theology: Seminar 10 -Religion,History and Human Beings (4)-
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  演習/Seminar

  水谷 誠

<概要/Course Content Summary>

 歴史的に生成してきた宗教とその周辺現象を考察の対象としながら,人間と人間の形成してきた文化についての理解の幅を拡げ,自己理解を深めつつ,討論を通して思考を整理し,論理を構築し,それを表現するスキルを身につけます。担当者の指導のもとで卒業論文を作成することを希望する学生はこの科目を登録してください。発表されたレポートは毎回参加者全員で意見交換し,内容的に深化させるとともに添削を通して文章を成熟させることを試みます。春・秋の両学期を通じて論文の構想と作成を具体化します。

<到達目標/Goals,Aims>

 テキストを深く解読し,その内容を自らの言葉で記述し,また説明できるようになることです。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) 1回目  (内容/ Contents) オリエンテーション(テキストはティリヒの神学思想史ならびに第二ヴァティカン公会議の典礼憲章)  (授業時間外の学習/ Assignments) 論文の書き方(技法)を学ぶ 
(実施回/ Week) 2回目  (内容/ Contents) 各人の課題と研究方法を教師との面談の上で決定する  (授業時間外の学習/ Assignments) 自己の探求課題を考えてみる 
(実施回/ Week) 3回目  (内容/ Contents) ティリヒの啓蒙主義理解を概観する  (授業時間外の学習/ Assignments) テキストを読み要約する 
(実施回/ Week) 4回目  (内容/ Contents) 第二ヴァティカン公会議の特質を概観する  (授業時間外の学習/ Assignments) テキストを読み要約する 
(実施回/ Week) 5回目  (内容/ Contents) 啓蒙主義に生じる課題を追究する(1)  (授業時間外の学習/ Assignments) 啓蒙主義とキリスト教の関係について考えてみる 
(実施回/ Week) 6回目  (内容/ Contents) 啓蒙主義に生じる課題を追究する(2)  (授業時間外の学習/ Assignments) 啓蒙主義と近代の関係について考えてみる 
(実施回/ Week) 7回目  (内容/ Contents) カトリック教会における典礼の理解をまとめる(1)  (授業時間外の学習/ Assignments) テキストを読み要約する 
(実施回/ Week) 8回目  (内容/ Contents) カトリック教会における典礼の理解をまとめる(2)  (授業時間外の学習/ Assignments) テキストを読み要約する 
(実施回/ Week) 9回目  (内容/ Contents) 啓蒙主義に対するリアクションの思想を概観する(1)  (授業時間外の学習/ Assignments) テキストを読み要約する 
(実施回/ Week) 10回目  (内容/ Contents) 啓蒙主義に対するリアクションの思想を概観する(2)  (授業時間外の学習/ Assignments) テキストを読み要約する 
(実施回/ Week) 11回目  (内容/ Contents) プロテスタント教会における礼拝・聖礼典理解を概観する(1)  (授業時間外の学習/ Assignments) カトリック・プロテスタント両教会の特質について整理する 
(実施回/ Week) 12回目  (内容/ Contents) プロテスタント教会における礼拝・聖礼典理解を概観する(2)  (授業時間外の学習/ Assignments) カトリック・プロテスタント両教会の特質について整理する 
(実施回/ Week) 13回目  (内容/ Contents) カトリック信仰とプロテスタント信仰の特質について意見交換する  (授業時間外の学習/ Assignments) 意見交換の成果をレポートにまとめる 
(実施回/ Week) 14回目  (内容/ Contents) 啓蒙主義のキリスト教の特質について意見交換する  (授業時間外の学習/ Assignments) 意見交換の成果をレポートにまとめる 
(実施回/ Week) 15回目  (内容/ Contents) まとめ  (授業時間外の学習/ Assignments) 作業の振り返り 

上記授業計画は暫時的なものであり,演習の進行内容,履修者の関心に応じて計画を修正します。 

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(出席,クラス参加,グループ作業の成果等)  50%  出席し,ディスカッションに参加すること 
クラスでの発表など  30%  充分な準備をしていること 
提出レポート  20%  レポートの内容と書式 

 出席して作業に参加することが大前提です。無断欠席を含めて欠席が繰り返される場合は不合格となります。

<テキスト/Textbook>

  授業でその都度紹介,配付します。 

 

<参考文献/Reference Book>

河野哲也著  『レポート・論文の書き方入門』第4版 (慶応義塾大学出版会、2018年)簡潔な技術的案内。購入が望ましい。なお,大学が提供する書き方案内は有益である。 
 

ウンベルト・エコ(谷口勇訳)  『論文作法-調査・研究・執筆の技術と手順-』(而立書房、1991 年)『論文作法』は読み物として興味深い。 
 

<備考/Remarks>

担当者の指導によって卒業論文の作成を希望する場合はこの授業を受講してください。E-mail: mmizutan@mail.doshisha.ac.jp 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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