シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


10101145 

△組織神学5
Systematic Theology 5
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  髙田 太

<概要/Course Content Summary>

この授業では,伝統文化とは異質のキリスト教を受け入れた日本社会,また多元化の中で諸宗教の共存を課題とする現代世界を念頭に置きつつ,homo religiosus(宗教的人間)とも表現される人間の営みについて反省し,キリスト教の観点から宗教,社会,人間の意味について考察します。講義では,網羅的に現代のキリスト教,神学的作業について概観するのではなく,主題をピックアップしてそれぞれの視点から課題を掘り下げる試みをします。とりもなおさず,そのことが現代に課されている神学的作業への入門的案内となるでしょう。単なる一方通行ではなく,共に考え,参加者がキリスト教という宗教をめぐる状況に対して自ら意見を持つことを目指します。なお,担当者は日本基督教団の教会担任教師(牧師)としての経験から,キリスト教信仰の主体的在り様やキリスト教会の活動について具体的に案内する予定です。 

<到達目標/Goals,Aims>

それぞれの主題に込められた神学的意味を理解し,咀嚼することを通して,キリスト教と神学の基礎について洞察を深めることができるようになります。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) 1回目  (内容/ Contents) 導入  (授業時間外の学習/ Assignments) 初回に学んだ内容を振り返り,自分自身の学習目的を明確にして下さい。 
(実施回/ Week) 2回目  (内容/ Contents) キリスト教・宗教とは何か-一般的定義-  (授業時間外の学習/ Assignments) 関連資料を読み返し,自己のモチーフを振り返り,コメントを作成する。 
(実施回/ Week) 3回目  (内容/ Contents) キリスト教・宗教に対する批判-理論的反省-  (授業時間外の学習/ Assignments) 関連資料を読み返し,自己のモチーフを振り返り,コメントを作成する。 
(実施回/ Week) 4回目  (内容/ Contents) キリスト教・宗教は世界に現れ出る-歴史現象としての宗教-  (授業時間外の学習/ Assignments) 関連資料を読み返し,自己のモチーフを振り返り,コメントを作成する。 
(実施回/ Week) 5回目  (内容/ Contents) 理解の試みとしてのヘルメース-神話・象徴-  (授業時間外の学習/ Assignments) 関連資料を読み返し,自己のモチーフを振り返り,コメントを作成する。 
(実施回/ Week) 6回目  (内容/ Contents) ことばの宗教としてのキリスト教-字句と霊-  (授業時間外の学習/ Assignments) 関連資料を読み返し,自己のモチーフを振り返り,コメントを作成する。 
(実施回/ Week) 7回目  (内容/ Contents) 歴史におけるキリスト教-中世,近代そして現代-  (授業時間外の学習/ Assignments) 関連資料を読み返し,自己のモチーフを振り返り,コメントを作成する。 
(実施回/ Week) 8回目  (内容/ Contents) プロテスタンティズムとカトリシズム  (授業時間外の学習/ Assignments) 関連資料を読み返し,自己のモチーフを振り返り,コメントを作成する。 
(実施回/ Week) 9回目  (内容/ Contents) 神学と哲学  (授業時間外の学習/ Assignments) 関連資料を読み返し,自己のモチーフを振り返り,コメントを作成する。 
(実施回/ Week) 10回目  (内容/ Contents) 神とは何か-我々との関係-  (授業時間外の学習/ Assignments) 関連資料を読み返し,自己のモチーフを振り返り,コメントを作成する。 
(実施回/ Week) 11回目  (内容/ Contents) 三一論-古代教会信條とペルソナの理解(1)-  (授業時間外の学習/ Assignments) 関連資料を読み返し,自己のモチーフを振り返り,コメントを作成する。。 
(実施回/ Week) 12回目  (内容/ Contents) キリスト論-古代教会信條とペルソナの理解(2)-  (授業時間外の学習/ Assignments) 関連資料を読み返し,自己のモチーフを振り返り,コメントを作成する。 
(実施回/ Week) 13回目  (内容/ Contents) 新約聖書と旧約聖書-正典をめぐって-  (授業時間外の学習/ Assignments) 関連資料を読み返し,自己のモチーフを振り返り,コメントを作成する。 
(実施回/ Week) 14回目  (内容/ Contents) 同志社のキリスト教-リベラリズム-  (授業時間外の学習/ Assignments) 関連資料を読み返し,自己のモチーフを振り返り,コメントを作成する。 
(実施回/ Week) 15回目  (内容/ Contents) 振り返り  (授業時間外の学習/ Assignments) 学びの全体を振り返り,得られた知見を整理する。 

進行の度合い,理解の度合いを見て適宜計画を変更します。原則として各授業の終わりに質問と感想を求めます。少なくとも授業時間程度の時間外学習が必要です。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(出席)  50%  10分以上の遅刻は出席としませんのでご注意ください。交通遅延等,不可避の事情があった場合には証明書を出していただければ考慮します。 
期末試験  50%  授業内容を整理し,それぞれについて自らのコメントを用意する。 

出席することが大前提です。授業内容を把握し,それを適切に説明し,またそれに対するコメントを説得力をもって表現することを重視します。

<テキスト/Textbook>

必要に応じて講義時に資料を配布します。

<参考文献/Reference Book>

  必要に応じて講義時に資料を配布します。 

 

 

 

 

 

 

 

 

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