シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2019年度

11433502-001 

○科学技術概論Ⅰ-1 (科学技術社会論)
Introduction to science and technology I-1 -Science, Technology and Society-
2単位/Unit  春学期/Spring  京田辺/Kyotanabe  講義/Lecture

  石浦 章一

<概要/Course Content Summary>

科学技術概論Iは,20世紀の終わりから発展してきた科学コミュニケーション論を学ぶもので,科学リテラシー論,科学技術倫理,表現論,理科教育などを実例をもとに解説するとともに,科学と社会をつなぐ人材を育てるのが目的である。 
 
キーワード:科学技術リテラシー,科学コミュニケーション,科学と社会

<到達目標/Goals,Aims>

科学コミュニケーションに必要な知識を獲得する。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) 1 
 
(内容/ Contents) 科学コミュニケーションとは 
 科学コミュニケーションの歴史やサイエンスカフェのやり方を学ぶ 
(授業時間外の学習/ Assignments) テーマについて予習2時間,復習2時間 
(実施回/ Week) 2 
 
(内容/ Contents) 日本の科学コミュニケーション 
 日本で行われたサイエンスコミュニケーションの問題探る 
(授業時間外の学習/ Assignments) テーマについて予習2時間,復習2時間 
(実施回/ Week) 3 
 
(内容/ Contents) 科学技術リテラシー 
 サイエンスリテラシーのテストを通して,自分のリテラシーを知る 
  
(授業時間外の学習/ Assignments) テーマについて予習2時間,復習2時間 
(実施回/ Week) 4 
 
(内容/ Contents) PUS論 
 大衆の科学理解について,血液型を例にとって解説する。またわかっていても納得できない,という状況を説明する。 
(授業時間外の学習/ Assignments) テーマについて予習2時間,復習2時間 
(実施回/ Week) 5 
 
(内容/ Contents) (実例) BSE問題 
 実際に起こった牛海綿状脳症の事件から,何が問題だったかを知る。 
(授業時間外の学習/ Assignments) テーマについて予習2時間,復習2時間 
(実施回/ Week) 6 
 
(内容/ Contents) 欠如モデル,文脈モデル 
 科学の理解に関する2つのモデルについて例示する。 
(授業時間外の学習/ Assignments) テーマについて予習2時間,復習2時間 
(実施回/ Week) 7 
 
(内容/ Contents) 科学者の社会的責任 
 コンプライアンス,個人情報,動物実験における倫理,研究不正など多様な事件とともに何が大切かを学ぶ。 
(授業時間外の学習/ Assignments) テーマについて予習2時間,復習2時間 
(実施回/ Week) 8 
 
(内容/ Contents) 市民参加と科学コミュニケーション 
 市民参加モデル,コンセンサス会議などとともに,私たちの身の回りを取り巻く不条理を暴く。 
(授業時間外の学習/ Assignments) テーマについて予習2時間,復習2時間 
(実施回/ Week) 9 
 
(内容/ Contents) 理科教育I(小中学校) 
 教員は,小学校理科教科書の編集委員長。そこで知った我が国の理科教育の問題点を指摘する。 
(授業時間外の学習/ Assignments) テーマについて予習2時間,復習2時間 
(実施回/ Week) 10 
 
(内容/ Contents) (実例) ゲノム編集 
 今一番話題になっているゲノム編集について,どこが問題なのか,賛成・反対両派の意見を学び,討論形式で授業を進める。 
(授業時間外の学習/ Assignments) テーマについて予習2時間,復習2時間 
(実施回/ Week) 11 
 
(内容/ Contents) 理科教育II(高校) 
 日本と海外の理科教材を比較する。 
(授業時間外の学習/ Assignments) テーマについて予習2時間,復習2時間 
(実施回/ Week) 12 
 
(内容/ Contents) 科学の健全な発展のために 
 日本学術振興会編集の規範をもとに,健全な科学について学ぶ。 
(授業時間外の学習/ Assignments) テーマについて予習2時間,復習2時間 
(実施回/ Week) 13 
 
(内容/ Contents) グレーゾーンについて 
 食べ物を題材に,健康食品の真実について学ぶ。 
(授業時間外の学習/ Assignments) テーマについて予習2時間,復習2時間 
(実施回/ Week) 14 
 
(内容/ Contents) 論文と発表 
 授業の終わりにあたり,学んだことを個別に発表してもらう。 
(授業時間外の学習/ Assignments) テーマについて予習2時間,復習2時間 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) (実例) 筋ジストロフィーと遺伝子診断 
 遺伝子診断と倫理の問題について,問題形式で対話する。 
(授業時間外の学習/ Assignments) テーマについて予習2時間,復習2時間 

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(出席,クラス参加,グループ作業の成果等)  30%   
期末レポート試験・論文  70%   

科学コミュニケーションに関わる事項について,その理解力を評価する。

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
27 96.3 3.7 0.0 0.0 0.0 0.0 4.0

<備考/Remarks>

sishiura@mail.doshisha.ac.jp 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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