シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2019年度

10806031-024 

○ジョイント・リサーチⅠ-24
Joint Research I-24
1単位/Unit  春学期/Spring  京田辺/Kyotanabe  演習/Seminar

  福田 智子 深川 大路

<概要/Course Content Summary>

近年,美術館・博物館・大学等に所蔵されている貴重書の画像を Web を通じて相互に利活用する仕組みが急速に広まっている。高精細な画像データやそのメタデータ・注釈情報へのアクセスを行うための国際的な標準規格IIIF はその一例である。 
そのような技術を通じて,貴重書の画像データを,付随する知識とともに公開することは,享受者の興味をより喚起し,次世代への文化の継承につながると考えられる。 
そこで,本授業では,文化情報学部が所蔵する日本の伝統文化に関する貴重資料を対象に,画像注釈ツールTIRAMiS 等を用いて,画像に注釈を付ける作業を行い,画像注釈データベースを構築するとともに,資料そのものに関する知識と理解を深める。 
春学期は主にグループによる作業を中心としてデータを作成し調査した成果をまとめて報告するという一連の手順について学ぶ。対象となる古典作品は講義において指示する。 
キーワード:古典・教養・変体仮名・データベース

<到達目標/Goals,Aims>

文字の読み書きを通して,日本の伝統文化に対する理解を深め,現代社会に継承していく意義・方法を知る。また,大量で複雑なデータを整理・分析する情報科学技術を習得し,データの中から有用な知見を見出すことのできる論理的思考力を身に付ける。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 古典文学作品の基礎知識  
作品の基礎知識を得る。変体仮名・くずし字を読む稽古をする 
(授業時間外の学習/ Assignments) 日本文化史の復習と,くずし字,変体仮名の読みの稽古をする(1時間程度)。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 江戸時代の資料を実際に手に取って見る。 
グループごとにデータ作成を担当する対象・範囲を決定する。 
(授業時間外の学習/ Assignments) 同上。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) テキストデータの作成 (1)  
和歌のテキストデータを作成する。 
変体仮名・くずし字を読む。 
(授業時間外の学習/ Assignments) 授業中のグループ作業に遅れが出た場合は,次の授業までに取り戻しておく。各回の作業の目的・役割分担・進捗状況についてグループ内で円滑に共有できるよう工夫し,中間報告に備えて整理しておく。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) テキストデータの作成 (2)  
和歌のテキストデータを作成する。 
変体仮名・くずし字を読む。 
(授業時間外の学習/ Assignments) 同上。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) テキストデータの比較・分析 (1)  
和歌のテキストデータを作成し,他本と比較する  
変体仮名・くずし字を読む。 
(授業時間外の学習/ Assignments) 同上。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) テキストデータの比較・分析 (2) 
和歌のテキストデータを作成し,他本と比較する  
変体仮名・くずし字を読む。 
(授業時間外の学習/ Assignments) 同上。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 中間報告 (1)(これまでの作業の成果をグループごとに発表し,意見交換を行う)  (授業時間外の学習/ Assignments) PowerPoint 等を用いた発表資料の作成と口頭発表の練習。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 文字・挿絵データをデータベースに格納する (1)  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業中のグループ作業に遅れが出た場合は,次の授業までに取り戻しておく。各回の作業の目的・役割分担・進捗状況についてグループ内で円滑に共有できるよう工夫し,中間報告に備えて整理しておく。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 文字・挿絵データをデータベースに格納する (2)  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上。 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 文字・挿絵データをデータベースに格納する (3)  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上。 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 中間報告 (2)(これまでの作業の成果をグループごとに発表し,意見交換を行う)  (授業時間外の学習/ Assignments) PowerPoint 等を用いた発表資料の作成と口頭発表の練習。 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) オープンデータを活用したデジタル資料を作成する (1)  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業中のグループ作業に遅れが出た場合は,次の授業までに取り戻しておく。各回の作業の目的・役割分担・進捗状況についてグループ内で円滑に共有できるよう工夫し,中間報告に備えて整理しておく。 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) オープンデータを活用したデジタル資料を作成する (2)  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上。 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) オープンデータを活用したデジタル資料を作成する (3)  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上。 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) 期末発表 
テキスト・画像データベースを利用した,表記情報と図柄の分析結果について,グループごとに発表する。 
(授業時間外の学習/ Assignments) 質疑応答の内容もレポートに生かす(5時間以上)。 
 

授業計画は,学生の理解度に応じて変更することがある.

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点   50%  出席やグループ発表の他,授業への積極的な参加を評価する。 
期末レポート  50%  締め切りを守ること,分量や内容に不足のないレポートであることが必須である。 

早退や遅刻,欠席については厳正に対処する. 

<テキスト/Textbook>

授業中にプリントを配付する.

<参考文献/Reference Book>

授業中に指示する。

<参照URL/URL>

https://tiramis2.doshisha.ac.jp/db/ 
百人一首かるた画像注釈データベース 
同志社大学 学術リポジトリ>貴重書コレクション>その他(和書・踏絵) 
 
 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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