シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2019年度

10103273 

○キリスト教からの展望(卒業論文演習)3 (キリスト教神学の伝統と革新(1) )
Perspectives from Christianity (Graduation Thesis Seminar) 3 -Tradition and Innovation of Christian Theology (1) -
2単位/Unit  春学期/Spring  今出川/Imadegawa  演習/Seminar

  小原 克博

<概要/Course Content Summary>

 このクラスでは,キリスト教・宗教・文化などにかかわる課題の中から,比較的自由にテーマ設定して,発表のための技法(プレゼンテーション能力)と学術レポート作成のための文書作法(文章能力)を身につけていくことを目的にしています。必要な文献を収集・読解し,最終的に卒業論文を書き上げることを目指します。自分自身のテーマを発見し,それを学問的に深めていきたいという志を持っている人を歓迎します。自分の構想力を高め,総合的な表現力を磨こうとする意欲のある方々のためのクラスです。また,各人の研究テーマがある程度固まってきた段階からは,英語でのディスカッションも行います。学術的な内容を英語で討議できる能力を養います。 
 原則的に,4年次生(卒業年次生)に関しては,小原の指導のもとで卒業論文に取り組む方に限定します(卒論ゼミです)。小原を指導教授として卒業論文を書きたい方は,必ず,このクラスを履修してください。3年次生に関しては,このクラスで学ぶことのモチベーションを明確に持ち,4年次において,小原のもとで卒論を書く予定の方を前提としています。このクラスは卒業論文作成のためのゼミであることを十分に理解した上で履修してください。 
 なお,「キリスト教からの展望(卒業論文演習)3・4」(=「組織神学演習17・18」)は隔年開講となっており,次年度開講予定の「キリスト教からの展望(卒業論文演習)1・2」(=「組織神学演習15・16」)と組み合わせることによって,3回生の方は2年続けて,小原が担当する演習クラス(小原ゼミ)に参加することができます。 
 20世紀は科学の世紀であったと言われていますが,科学技術の進歩によっては解決できない膨大な問題を人類は21世紀へと持ち越さざるを得ません。科学の力によって解決できないどころか,むしろ科学技術の進歩によって,生命操作や環境破壊,核エネルギーの問題など,これまでなかったような問題を次々と生み出しています。現代神学は,歴史的変遷の中でそれぞれの状況に即した応答を展開してきました。もちろん,その試みの多くは,過去に集積されているキリスト教の伝統の中から有効な思考や表現を積極的に取り込んでいます。現在の問題や予測される未来の問題にねばり強く立ち向かっていくためには,過去の神学的・思想的伝統との連係を欠くことはできません。しかし,伝統的思考を単純に繰り返すだけでは,21世紀的な課題に到底対処することはできないでしょう。神学的伝統は絶えず革新的なエネルギーにさらされることによって,本来の価値を発揮できるのではないでしょうか。このクラスでは,多様な問題群と向き合うことによって,神学が持つ射程の広さを確認していきます。 
 このクラスでは,参加者が自由に問題設定できますが,それを体系的に論じていくために必要な方法を,担当教員との話し合いの中で,また演習での議論の中で修得していくことを目指します。毎回の発表では,発表に対するコメンテーターを設定します。コメンテーターを担当することによって,発表を正確に理解し,それを適切に要約し,議論に必要な論点を抽出する能力を身につけることを目指します。 
 また,このクラスでは現代的な情報収集能力,コミュニケーション能力,プレゼン技法を身につけるために,ITを積極的に活用します。授業ではiPadなどのタブレットやPCを活用して,完全ペーパーレスで行われます。ゼミ運営に必要なやり取りは,Facebookのグループ機能(非公開)を使ってなされます。Facebookのアカウントをお持ちでない履修希望者は,事前にアカウントを取得しておいてください。情報管理のためにEvernoteなども活用していきます。発表のための基本が身についた後には,PowerpointやKeynoteなどのプレゼンソフトの効果的な使い方を指導します。

<到達目標/Goals,Aims>

 学生が発表のための技法(プレゼンテーション能力)と学術レポート作成のための文書作法(文章能力)を身につけていくことを目標にしています。学術的な内容を英語で討議できる能力を養います。また,FacebookやEvernoteなどのITを活用し,情報を効果的に収集・整理・蓄積・展開する力を身につけます。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) 1回目  (内容/ Contents) 発表およびレポート・論文作成のための方法論(1)  (授業時間外の学習/ Assignments) テキストを読む。 
(実施回/ Week) 2回目  (内容/ Contents) 発表およびレポート・論文作成のための方法論(2)  (授業時間外の学習/ Assignments) テキストを読む。 
自分の発表テーマを考える。 
(実施回/ Week) 3回目  (内容/ Contents) 発表およびレポート・論文作成のための方法論(3) 
担当テーマ選定のためのディスカッション 
(授業時間外の学習/ Assignments) テキストを読む。 
(実施回/ Week) 4回目  (内容/ Contents) 参加者による発表およびディスカッション  (授業時間外の学習/ Assignments) 発表者のレジュメを読む。 
自分の発表の準備を進める。 
(実施回/ Week) 5回目  (内容/ Contents) 参加者による発表およびディスカッション  (授業時間外の学習/ Assignments) 発表者のレジュメを読む。 
自分の発表の準備を進める。 
(実施回/ Week) 6回目  (内容/ Contents) 参加者による発表およびディスカッション  (授業時間外の学習/ Assignments) 発表者のレジュメを読む。 
自分の発表の準備を進める。 
(実施回/ Week) 7回目  (内容/ Contents) 参加者による発表およびディスカッション  (授業時間外の学習/ Assignments) 発表者のレジュメを読む。 
自分の発表の準備を進める。 
(実施回/ Week) 8回目  (内容/ Contents) 参加者による発表およびディスカッション  (授業時間外の学習/ Assignments) 発表者のレジュメを読む。 
自分の発表の準備を進める。 
(実施回/ Week) 9回目  (内容/ Contents) 参加者による発表およびディスカッション  (授業時間外の学習/ Assignments) 発表者のレジュメを読む。 
自分の発表の準備を進める。 
(実施回/ Week) 10回目  (内容/ Contents) 参加者による発表およびディスカッション  (授業時間外の学習/ Assignments) 発表者のレジュメを読む。 
自分の発表の準備を進める。 
(実施回/ Week) 11回目  (内容/ Contents) 参加者による発表およびディスカッション  (授業時間外の学習/ Assignments) 発表者のレジュメを読む。 
自分の発表の準備を進める。 
(実施回/ Week) 12回目  (内容/ Contents) 参加者による発表およびディスカッション  (授業時間外の学習/ Assignments) 発表者のレジュメを読む。 
自分の発表の準備を進める。 
(実施回/ Week) 13回目  (内容/ Contents) 参加者による発表およびディスカッション  (授業時間外の学習/ Assignments) 発表者のレジュメを読む。 
自分の発表の準備を進める。 
(実施回/ Week) 14回目  (内容/ Contents) 参加者による発表およびディスカッション  (授業時間外の学習/ Assignments) 発表者のレジュメを読む。 
自分の発表の準備を進める。 
(実施回/ Week) 15回目  (内容/ Contents) 参加者による発表およびディスカッション  (授業時間外の学習/ Assignments) 発表者のレジュメを読む。 
自分の発表の準備を進める。 

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(出席,クラス参加,グループ作業の成果等)  70%  遅刻・無断欠席厳禁。 
期末レポート  30%  発表内容をまとめたレポート(最終版)を期末レポートとして提出してもらいます。 

 発表後,2週間以内に,その内容をレポートとしてまとめ提出していただきます。それに対し小原がコメントをつけて返却します。コメントを参考に修正・加筆したものを学期末レポートとして提出していただきます。

<テキスト/Textbook>

小笠原喜康  『新版 大学生のためのレポート・論文術』 (講談社、2009) ISBN:4062880210  このテキストを最初の手がかりとして,レポート・論文作成の基本を身につけてもらいます。 

 

小原克博編  『発表・論文作成 虎の巻』iBooksおよびPDFとして提供します。 

 

<参考文献/Reference Book>

 授業の中で適宜,紹介します。

<参照URL/URL>

小原克博 On-Line 
ブログ等で過年度の小原ゼミの様子を見ることができます。 
「神学部 小原ゼミ」(『One Purpose』173号掲載) 
同志社大学通信『One Purpose』による小原ゼミの取材記事です。 
神学の射程と諸相── 同志社大学神学部 小原ゼミ 卒業論文集 [Kindle版] 
卒業論文集。 
Facebook 
小原ゼミでは,Facebook のグループ機能を利用します。 
Dropbox 
ファイルの保存・同期サービス。 
Evernote 
情報管理に使えるクラウド・サービス。 

<備考/Remarks>

E-mail: kkohara@mail.doshisha.ac.jp 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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