シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2018年度

16604039-093 

○複合領域科目1-93 (同志社の思想家たちー新島襄の教えを継承した人々)
Integrated Studies 1-93 -Key Thinkers in the History of Doshisha University-
2単位/Unit  春学期/Spring  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

沖田 行司 小原 克博 望月 詩史 宮坂 朋幸
鈴木 敦史 榎本 恵理

<概要/Course Content Summary>

本講義は「同志社の思想家たち」をテーマに,創立者・新島襄とその支援者である山本覚馬をはじめ,同志社で学び,日本の社会に大きな貢献を果たした人々の生涯を通して,建学の精神がどのように継承されたのかを明らかにする。『同志社の思想家たち』は1960年代に和田洋一を編集責任者として共同研究の成果をまとめて出版された。上・下2巻の本書は60年安保と70年の学生運動の終焉期という時代状況を色濃く反映していて,上巻が発行されてから10年の歳月を経ている。それ以降の新島研究には,こうした時代状況とのかかわりが希薄になり,共同研究の蓄積も継承されていない。本講義は新たに発掘された資料や,半世紀にわたる新島襄と同志社に関する新たな研究蓄積を踏まえて,新島襄の建学の精神をどのように継承してゆくのかといった問題を中心に取り上げたい。講義は同志社で学んだ政治学や教育学それに歴史学を専門とする研究者らによって原則的に一回完結して行われるが,新島襄に関しては二回にわたり,新島の近代思想史上における位置や建学の精神を近代教育史上において明らかにしたうえで,各論を展開してゆきたいと考えている。

<到達目標/Goals,Aims>

新島襄と同志社に関する研究状況が把握でき,建学の精神が140年にわたる歴史の中でどのように解釈されてきたか,またはどのように変容したかを理解し,建学の精神の今日的課題を認識することができる。またこの講義を通して,「私学」の意義と誇りを理解し,同志社で学ぶことの意味を体得することができる。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) 1  (内容/ Contents) オリエンテーション       
「良心学とは何か」-同志社教育の原点を探る。 
(授業時間外の学習/ Assignments) 良心学センター発行の小冊子「良心を考えるために」を読んでおく。 
(実施回/ Week) 2  (内容/ Contents) 新島襄①  (授業時間外の学習/ Assignments) 新島襄に関する文献を読む。 
(実施回/ Week) 3  (内容/ Contents) 新島襄②  (授業時間外の学習/ Assignments) 新島襄に関する文献を読む。 
(実施回/ Week) 4  (内容/ Contents) 山本覚馬  (授業時間外の学習/ Assignments) 山本覚馬に関する文献を読む。 
(実施回/ Week) 5  (内容/ Contents) 横井時雄  (授業時間外の学習/ Assignments) 横井時雄に関する文献を読む。 
(実施回/ Week) 6  (内容/ Contents) 海老名弾正  (授業時間外の学習/ Assignments) 海老名弾正に関する文献を読む。 
(実施回/ Week) 7  (内容/ Contents) 浮田和民  (授業時間外の学習/ Assignments) 浮田和民に関する文献を読む。 
(実施回/ Week) 8  (内容/ Contents) 元良勇次郎  (授業時間外の学習/ Assignments) 元良勇次郎に関する文献を読む。 
(実施回/ Week) 9  (内容/ Contents) 原田 助  (授業時間外の学習/ Assignments) 原田助に関する文献を読む。 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 大西 祝  (授業時間外の学習/ Assignments) 大西祝に関する文献を読む。 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 山室軍平  (授業時間外の学習/ Assignments) 山室軍平に関する文献を読む。 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 安部磯雄  (授業時間外の学習/ Assignments) 安部磯雄に関する文献を読む。 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 同志社の卒業生① 経済界  (授業時間外の学習/ Assignments) レポートを書く 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 同志社の卒業生②スポーツ界  (授業時間外の学習/ Assignments) レポートを書く 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) 総 括  (授業時間外の学習/ Assignments) 同志社の思想家に共通する特質を自分なりにまとめておくこと 

受講者との相談の上,授業計画を変更することがある。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(出席,クラス参加,グループ作業の成果等)  20%  出席点 
小レポート  30%  講義ごとの感想:文献を熟読しておく 
期末レポート試験・論文  50%  思想家の中から一人を選んで深く考察する 

各講義で紹介された文献に目を通しておくこと。客観的な事実に基づいた意見を展開すること。

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
43 53.5 18.6 14.0 7.0 7.0 0.0 3.0

<テキスト/Textbook>

冲田行司編  『同志社の思想家たち(仮題)』 (晃洋書房、2018年4月) 講義の開始日に紹介する。 

 

4月に刊行予定。

<参考文献/Reference Book>

冲田行司  『新訂版 近代日本教育の思想史研究-国際化の思想系譜-』(学術出版会、2007)必要な個所をコピーして配布いたします。 
 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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