シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2016年度

3B8126 

△政策研究特講 (学術論文執筆法)
Lectures on Policy Studies
2単位/Unit  秋学期/Fall  烏丸/Karasuma  講義形式

  増田 知也

<概要/Course Content Summary>

この講義では,学術論文を執筆する方法について学ぶ。学術論文とは,端的に言えば,研究上の問い(リサーチ・クエスチョン)とそれに対する答えを論理的に記述した文章である。そのような学術論文が備えるべき条件と,具体的な執筆の方法とを,実際に作業を交えながら学んでいく。 
 
この講義では,研究結果が出た段階から,それを論文化する段階までを取り扱う。そのため,研究の構想から実施の段階については別途「リサーチ・デザイン」を受講することが望ましい。 
 
講義形式を取るが,受講生とのコミュニケーションを重視した授業運営を行うので,積極的な発言や議論への参加を期待する。

<到達目標/Goals,Aims>

学術論文の形式と構成要素を理解し,研究成果を適切な方法で表現することができる。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 講義:論文とは何か  (授業時間外の学習/ Assignments) テキスト・参考文献による予習・復習と課題 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 講読:対話編・第1章「研究するということ」 
講義:研究方法論概論 
(授業時間外の学習/ Assignments) テキスト・参考文献による予習・復習と課題 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 講読:第2章「文書を書くということ」第3章「考えるということ,勉強するということ」 
実習:論文の構成要素 
(授業時間外の学習/ Assignments) テキスト・参考文献による予習・復習と課題 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 講読:概論編・第1章「テーマを決める」 
実習:プロットの作成 
(授業時間外の学習/ Assignments) テキスト・参考文献による予習・復習と課題 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 講読:第2章「仮説と証拠を育てる」 
実習:論文構成シートの作成 
(授業時間外の学習/ Assignments) テキスト・参考文献による予習・復習と課題 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 講読:第3章「文章に表現する」 
実習:見出しと目次 
(授業時間外の学習/ Assignments) テキスト・参考文献による予習・復習と課題 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 講読:第4章「止めを打つ」 
 
(授業時間外の学習/ Assignments) テキスト・参考文献による予習・復習と課題 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 講読:第5章「小さな工夫,ふだんの心がけ」 
 
(授業時間外の学習/ Assignments) テキスト・参考文献による予習・復習と課題 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 講読:佐藤郁哉『社会調査の考え方 下』第14章「報告書をまとめる」 
 
(授業時間外の学習/ Assignments) テキスト・参考文献による予習・復習と課題 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 講読:Keith F. Punch. Introduction to Social Research. 15"Research Writing" 
 
(授業時間外の学習/ Assignments) テキスト・参考文献による予習・復習と課題 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 講読:戸田山和久『論文の教室』第6章「論証のテクニック」  (授業時間外の学習/ Assignments) テキスト・参考文献による予習・復習と課題 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 講読:酒井聡樹『これから論文を書く若者のために』11番「複雑怪奇な図表はいけない 情報減らしてすっきりと」 
実習:図表の作成 
 
(授業時間外の学習/ Assignments) テキスト・参考文献による予習・復習と課題 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 講読:戸田山和久『論文の教室』第7章「『パラグラフ・ライティング』という考え方」 
実習:パラグラフ・ライティング 
(授業時間外の学習/ Assignments) テキスト・参考文献による予習・復習と課題 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 講読:戸田山和久『論文の教室』第9章「最後の仕上げ」 
実習:引用と文献リスト 
(授業時間外の学習/ Assignments) テキスト・参考文献による予習・復習と課題 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) 講義:ソフトウェアの活用 
実習:アイデアプロセッサの実践 
(授業時間外の学習/ Assignments) テキスト・参考文献による予習・復習と課題 

受講生との相談に応じて,授業内容を変更する場合がある。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(出席,クラス参加,グループ作業の成果等)  50%  積極的な取り組み姿勢 
期末レポート試験・論文  50%  授業内容の理解と活用 

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A+ A B+ B C+ C F
13 61.5 15.4 7.7 0.0 0.0 0.0 15.4 0.0 3.7

<テキスト/Textbook>

伊丹敬之  『創造的論文の書き方』初版  (有斐閣、2001) ISBN:4-641-07649-9 

 

その他の文献については,別途配布する

<参考文献/Reference Book>

戸田山和久  『論文の教室-レポートから卒論まで-』(日本放送出版協会、2002)ISBN:978-4-14-001954-2 
 

酒井聡樹  『これから論文を書く若者のために』究極の大改訂版 (共立出版、2015)ISBN:978-4-320-00595-2 
 

Keith F Punch , Introduction to Social Research :  Quantitative & Qualitative Approaches ,  third edition .   (Sage, 2014) .  ISBN:978-1-4462-4093-9 

 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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