シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2016年度

138264 

○商法総則・商行為法Ⅰ
Business Law 1
2単位/Unit  春学期/Spring  今出川/Imadegawa  講義形式

  伊藤 靖史

<概要/Course Content Summary>

 みなさんは,アルバイトで稼いだお金で,本や洋服その他の様々な商品を購入するでしょう。商品は,メーカーから卸売業者や小売業者を経て,はじめて皆さんの手元に届きます。このような企業同士の取引,あるいは,企業と消費者(みなさん)の取引は,企業取引と呼ばれることがあります。企業取引については,民法以外に,商法,保険法,消費者契約に関する法律など,様々な法律が規律しています。現実の社会で行われる「取引」の大半はそのような企業取引であり,したがって,取引についての「生きた法」を理解するためにも,民法以外の様々な法分野について学ぶ必要があるのです。 
 この講義では,企業取引について規律する法分野のうち,まず,商法総則(商法第1編・会社法第1編)のルールについて説明します。商法総則には,商業登記や商号など,企業取引を円滑にする諸制度について定められています。その後で,消費者法(消費者契約法,特定商取引法,割賦販売法など)のルールについて説明します。消費者法は,企業と消費者の間の取引について,消費者を保護するための特別のルールを置くものです。企業取引の分野では,法律とは異なるルールが契約・約款によって定められていることも多いです。そのため,法律の規定の説明にとどまらず,約款・契約条項も含めて,具体的な企業取引にどのようなルールが適用されるのかを示します。

<到達目標/Goals,Aims>

 商法総則・消費者法の重要なルールについて,その全体像と,個々のルールの趣旨・相互関係を理解すること。

<授業計画/Schedule>

(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week)   (内容/ Contents) A.商法の総論と商法総則  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習または復習 
(実施回/ Week)   (内容/ Contents)  1.商法の総論  (授業時間外の学習/ Assignments) (いずれが良いかは 
(実施回/ Week)   (内容/ Contents)  2.商人と商行為  (授業時間外の学習/ Assignments)  人によって異なる) 
(実施回/ Week)   (内容/ Contents)  3.商業使用人と代理商  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week)   (内容/ Contents)  4.商業登記  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week)   (内容/ Contents)  5.商号  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week)   (内容/ Contents)  6.営業とその譲渡  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week)   (内容/ Contents) B.消費者法  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week)   (内容/ Contents)  7.消費者契約の総論  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week)   (内容/ Contents)  8.消費者契約法  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week)   (内容/ Contents)  9.消費者契約についての特別法  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week)   (内容/ Contents)  10.消費者に関連するその他の法  (授業時間外の学習/ Assignments)  

第1回~14回まで,以上のトピックについて,1~2回程度をかけて進みます。第15回はまとめにあてます。受講者の理解度などを考慮しながら,講義の範囲や順序を変更することがありえます。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

期末筆記試験  100%   
特記事項    学期末定期試験期間内に,その学期の講義内容全体に関する筆記試験を行います。出席はとりません(したがって出席点もありません)。レポート等も一切ありません。 

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
200 29.0 17.5 14.0 25.5 14.0 0.0 2.2 *

<テキスト/Textbook>

次のうちいずれか。 
 
(1)近藤光男『商法総則・商行為法〔第6版〕』(有斐閣,2013年) 
 
(2)落合誠一=大塚龍児=山下友信『商法Ⅰ-総則・商行為〔第5版〕』(有斐閣,2013年) 
 
講義では,項目・概要・資料を掲載したプリントを毎回配付します。講義の時間は限られているため,細かい制度の内容や正確な定義等については,テキストの該当ページを示し,受講者に各自で学んでいただくことも多くなると思います。プリントは下記ホームページからもダウンロードできるようにするので,欠席した者はその分を各自で入手しておくこと。また,講義には,必ず,最新版の六法を持参してください。

<参考文献/Reference Book>

森本滋編  『商法総則講義〔第3版〕』(成文堂、2007年)
 

江頭憲治郎  『商取引法〔第7版〕』(弘文堂、2013年)
 

<参照URL/URL>

テキストと講義との対応関係,その他の参考文献,学習に有用なウェブ・サイトのURLなど,より詳細な情報は,下記ホームページに掲載します。
 
伊藤研究室(授業・ゼミ用ホームページ) 
 
大学HPにもリンクあり(リンク集→学部・研究科のホームページの紹介)
 
 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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