シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2016年度

303731 

△一神教学際研究 (グローバル社会における宗教と政治-共生のための道筋-)
Interdisciplinary Study of Monotheistic Religions
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義形式

  小原 克博

<概要/Course Content Summary>

This course is designed for both the GRM students and the graduate students of Theology. If there are some international students who are not capable of Japanese, the course will be conducted in English and partly in Japanese. 
 この授業では,グローバル社会における宗教と政治の多様な関係を,ユダヤ教・キリスト教・イスラームといった一神教を中心に考察し,一神教が関係している社会問題や紛争の原因を探り,共生と平和構築のための道筋を探っていきます。また,日本文化・宗教と一神教世界の価値観の違いや共生可能性についても考えていきます。 
 「一神教」という言葉は,わが国ではしばしば「多神教」の対語として用いられてきましたが,その場合の一神教とは,ひとまとめにされたユダヤ教・キリスト教・イスラームであり,それぞれの差異や実態はほとんど考慮されずに,もっぱら否定的なイメージを与えられてきました。その傾向は,9.11同時多発テロ事件(2001年)以降,いっそう強まってきたと言えるでしょう。戦争やテロを起こしているのは,主に一神教に関係する人々であって,一神教が今日の紛争の元凶となっている,多神教的な価値観こそ世界平和に貢献できるのだ,といった論調です。 
 確かに,イラク戦争後のイラクやアフガニスタンにおけるテロや紛争,あるいは,いまだ出口の見えないイスラエル・パレスチナ問題などを考えると,一神教が紛争に関係していることは無視できません。ただし,それらを「宗教紛争」として単純化するのは,真の原因から目を背けることになります。複雑に絡み合った政治と宗教の問題を解きほぐし,一神教世界の現実に少しでも近づいていく努力が求められます。 
 好む好まずにかかわらず,今日の世界を理解するためには,一神教に対する基礎知識が必要です。約22億人のキリスト教徒,約15億人のイスラーム教徒を合わせると,世界人口の過半数を超えます。世界で二人に一人は一神教徒だということになります。ユダヤ教徒は1400万人を占めるに過ぎませんが,その歴史的影響力は看過できないものがあります。 
 この授業では,以上のような課題に向き合っていくために,ユダヤ教,キリスト教,イスラームの歴史的・教義的基礎知識を身につけると共に,グローバル社会における課題を分析していくために必要な方法論を学んでいきます。また同時に,日本社会と一神教世界をどのように関係づけることができるのかといった課題も取り上げ,私たちが,より現実的な形で共生や平和について語ることができる道を探っていきます。 
 以上のような目的を果たしていくために,この授業では原則的に毎回リーディング・アサインメントを課し,それに基づいて授業の中で議論を行い,履修者の一人ひとりが自分の意見をまとめていくことができるように促します。

<到達目標/Goals,Aims>

 学生が,グローバル社会における宗教と政治の多様な関係を理解し,宗教が関係している社会問題や紛争の原因を探ると同時に,共生と平和構築のための道筋について考えていくことができるようにする。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) 1回目  (内容/ Contents) 導入  (授業時間外の学習/ Assignments) 自分自身の関心と課題を明確にする。 
(実施回/ Week) 2回目  (内容/ Contents) 最初の授業の際に,授業計画を提示する。  (授業時間外の学習/ Assignments) 各回において指示された参考文献を事前に読み, 
ポイントを整理した上で授業にのぞむ。 
(実施回/ Week) 3回目  (内容/ Contents) 最初の授業の際に,授業計画を提示する。  (授業時間外の学習/ Assignments) 各回において指示された参考文献を事前に読み, 
ポイントを整理した上で授業にのぞむ。 
(実施回/ Week) 4回目  (内容/ Contents) 最初の授業の際に,授業計画を提示する。  (授業時間外の学習/ Assignments) 各回において指示された参考文献を事前に読み, 
ポイントを整理した上で授業にのぞむ。 
(実施回/ Week) 5回目  (内容/ Contents) 最初の授業の際に,授業計画を提示する。  (授業時間外の学習/ Assignments) 各回において指示された参考文献を事前に読み, 
ポイントを整理した上で授業にのぞむ。 
(実施回/ Week) 6回目  (内容/ Contents) 最初の授業の際に,授業計画を提示する。  (授業時間外の学習/ Assignments) 各回において指示された参考文献を事前に読み, 
ポイントを整理した上で授業にのぞむ。 
(実施回/ Week) 7回目  (内容/ Contents) 最初の授業の際に,授業計画を提示する。  (授業時間外の学習/ Assignments) 各回において指示された参考文献を事前に読み, 
ポイントを整理した上で授業にのぞむ。 
(実施回/ Week) 8回目  (内容/ Contents) 最初の授業の際に,授業計画を提示する。  (授業時間外の学習/ Assignments) 各回において指示された参考文献を事前に読み, 
ポイントを整理した上で授業にのぞむ。 
(実施回/ Week) 9回目  (内容/ Contents) 最初の授業の際に,授業計画を提示する。  (授業時間外の学習/ Assignments) 各回において指示された参考文献を事前に読み, 
ポイントを整理した上で授業にのぞむ。 
(実施回/ Week) 10回目  (内容/ Contents) 最初の授業の際に,授業計画を提示する。  (授業時間外の学習/ Assignments) 各回において指示された参考文献を事前に読み, 
ポイントを整理した上で授業にのぞむ。 
(実施回/ Week) 11回目  (内容/ Contents) 最初の授業の際に,授業計画を提示する。  (授業時間外の学習/ Assignments) 各回において指示された参考文献を事前に読み, 
ポイントを整理した上で授業にのぞむ。 
(実施回/ Week) 12回目  (内容/ Contents) 最初の授業の際に,授業計画を提示する。  (授業時間外の学習/ Assignments) 各回において指示された参考文献を事前に読み, 
ポイントを整理した上で授業にのぞむ。 
(実施回/ Week) 13回目  (内容/ Contents) 最初の授業の際に,授業計画を提示する。  (授業時間外の学習/ Assignments) 各回において指示された参考文献を事前に読み, 
ポイントを整理した上で授業にのぞむ。 
(実施回/ Week) 14回目  (内容/ Contents) 最初の授業の際に,授業計画を提示する。  (授業時間外の学習/ Assignments) 各回において指示された参考文献を事前に読み, 
ポイントを整理した上で授業にのぞむ。 
(実施回/ Week) 15回目  (内容/ Contents) 総括のためのディスカッション  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業全体を振り返り, 
期末レポートのテーマを考える。 

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(出席,クラス参加)  40%  遅刻厳禁。 
期末レポート  60%   

<参照URL/URL>

小原克博 On-Line 
 

<備考/Remarks>

E-mail: kkohara@mail.doshisha.ac.jp 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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