シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2016年度

303243 

○現代神学研究3 (現代神学の展開(1)-神学とコンテキスト-)
Study of Modern Theology 3
2単位/Unit  春学期/Spring  今出川/Imadegawa  講義形式

  小原 克博

<概要/Course Content Summary>

 このクラスでは,神学の形成とコンテキストの関係を考察することが目的です。そのために役立つ文献を事前に読んでもらい,クラスの中でディスカッションしながら,テーマに対する理解を深めていきます。 
 キリスト教はイエスの言葉と行為に端を発しますが,宣教される過程において,様々な変容を遂げています。いかなるメッセージ(テキスト)も,それが語られるコンテキストを必要とします。言い換えれば,コンテキストの影響をまったく受けない「純粋無垢」のメッセージは存在しません。キリスト教も同様です。ヨーロッパのキリスト教がキリスト教の基本形であるわけではなく,それはヨーロッパという文脈において形成された,キリスト教の一つの姿です。しかし,歴史的には,ヨーロッパにおけるキリスト教の影響力が圧倒的に大きかったため,そのコンテキストが批判的に意識されることはあまりありませんでした。 
 コンテキストに対する意識が目覚めてきたのは1960年代以降であると言えるでしょう。ラテンアメリカ解放の神学,黒人の神学,フェミニスト神学,アジアの神学などは,いずれも,伝統的な西欧神学とは異なるコンテキストを意識する中から誕生してきました。キリスト教が新しい土地に根付き,その文化的コンテキストに順応していくことを「土着化」「文脈化」と呼ぶことがあります。わたしたちは日本や東アジアのコンテキストの中で生きながら,同時に,グローバリズムという強力なコンテキストの影響も受けています。 
 キリスト教に限らず,多くの宗教が,ある特定の地理的領域に限定されることなく,グローバルな展開を遂げているのも,現代世界の特徴の一つと言えるでしょう。キリスト教は,自らを顧みるだけでは,世界における位置づけを正しく知ることはできません。そのコンテキストを理解すること,また,「土着化」「文脈化」される意義や方向性を見いだすことが今日求められています。そうした課題に応えていくために,近代化・世俗化およびオリエンタリズム(あるいはオクシデンタリズム)の問題,キリスト教の宣教論の変遷,ユダヤ教・キリスト教・イスラームといった一神教相互の関係,一神教と多神教の関係などを踏まえながら,東アジアおよび日本社会における神学の「文脈化」について考察していきます。

<到達目標/Goals,Aims>

 神学の形成とコンテキストの関係を考察し,その理解を深めていくことを目標とします。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) 1回目  (内容/ Contents) 導入  (授業時間外の学習/ Assignments) 導入的説明を振り返って,自分自身のテーマを明確にする。 
(実施回/ Week) 2回目  (内容/ Contents) 各回のテーマについては,最初の授業の際に提示します。  (授業時間外の学習/ Assignments) 各回のリーディング・アサインメントを事前に読む。 
(実施回/ Week) 3回目  (内容/ Contents) 各回のテーマについては,最初の授業の際に提示します。  (授業時間外の学習/ Assignments) 各回のリーディング・アサインメントを事前に読む。 
(実施回/ Week) 4回目  (内容/ Contents) 各回のテーマについては,最初の授業の際に提示します。  (授業時間外の学習/ Assignments) 各回のリーディング・アサインメントを事前に読む。 
(実施回/ Week) 5回目  (内容/ Contents) 各回のテーマについては,最初の授業の際に提示します。  (授業時間外の学習/ Assignments) 各回のリーディング・アサインメントを事前に読む。 
(実施回/ Week) 6回目  (内容/ Contents) 各回のテーマについては,最初の授業の際に提示します。  (授業時間外の学習/ Assignments) 各回のリーディング・アサインメントを事前に読む。 
(実施回/ Week) 7回目  (内容/ Contents) 各回のテーマについては,最初の授業の際に提示します。  (授業時間外の学習/ Assignments) 各回のリーディング・アサインメントを事前に読む。 
(実施回/ Week) 8回目  (内容/ Contents) 各回のテーマについては,最初の授業の際に提示します。  (授業時間外の学習/ Assignments) 各回のリーディング・アサインメントを事前に読む。 
(実施回/ Week) 9回目  (内容/ Contents) 各回のテーマについては,最初の授業の際に提示します。  (授業時間外の学習/ Assignments) 各回のリーディング・アサインメントを事前に読む。 
(実施回/ Week) 10回目  (内容/ Contents) 各回のテーマについては,最初の授業の際に提示します。  (授業時間外の学習/ Assignments) 各回のリーディング・アサインメントを事前に読む。 
(実施回/ Week) 11回目  (内容/ Contents) 各回のテーマについては,最初の授業の際に提示します。  (授業時間外の学習/ Assignments) 各回のリーディング・アサインメントを事前に読む。 
(実施回/ Week) 12回目  (内容/ Contents) 各回のテーマについては,最初の授業の際に提示します。  (授業時間外の学習/ Assignments) 各回のリーディング・アサインメントを事前に読む。 
(実施回/ Week) 13回目  (内容/ Contents) 各回のテーマについては,最初の授業の際に提示します。  (授業時間外の学習/ Assignments) 各回のリーディング・アサインメントを事前に読む。 
(実施回/ Week) 14回目  (内容/ Contents) 各回のテーマについては,最初の授業の際に提示します。  (授業時間外の学習/ Assignments) 各回のリーディング・アサインメントを事前に読む。 
(実施回/ Week) 15回目  (内容/ Contents) 総括のディスカッション  (授業時間外の学習/ Assignments) ディスカッションを通じて得られた知見を期末レポートにフィードバックする。 

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(出席・クラス参加)  40%   
期末レポート  60%   

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数  8名
  成績評価結果は公表されていません。

<参考文献/Reference Book>

Arata Miyamoto , Embodied Cross :  Intercontextual Reading of Theologia Crucis .   (Wipf & Stock, 2010) .  ISBN:9781608991495 

 

<参照URL/URL>

小原克博 On-Line 
 

<備考/Remarks>

E-mail: kkohara@mail.doshisha.ac.jp 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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