シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2015年度

115305 

○オリエント・西洋古代史(1)
Ancient History of the Orient and the West (1)
2単位/Unit  春学期/Spring  今出川/Imadegawa  講義形式

  中井 義明

<概要/Course Content Summary>

授業の概要:氷河期の終焉と地球環境の温暖化の進行が西アジアとその隣接地域における人々の生活にどのような影響を及ぼしたのかを通じて,経済・社会・政治・文化の変遷を論じる。 
授業の方法:講義を主体に授業を進めていくが,適宜スライドやプリントを利用する予定である。

スフィンクス

<到達目標/Goals,Aims>

多元的な歴史のとらえ方が理解できるようになると同時に,近代歴史学の限界と問題点についても考えるようになります。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) はじめに: 授業全体の構想と方法  (授業時間外の学習/ Assignments) レポート作成/2時間 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 自然環境の変遷を示す指標: 酸素18・炭素13・花粉など  (授業時間外の学習/ Assignments) レポート作成/2時間 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 氷河期の終焉: ヤンガー・ドリアス  (授業時間外の学習/ Assignments) レポート作成/2時間 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 農業経済の誕生: シリアにおける先土器新石器時代  (授業時間外の学習/ Assignments) レポート作成/2時間 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 灌漑農業経済への道: メソポタミアの自然環境  (授業時間外の学習/ Assignments) レポート作成/2時間 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 世界最古の都市文明: シュメール人の世界  (授業時間外の学習/ Assignments) レポート作成/2時間 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) メソポタミアにおける混乱と統一: イシン=ラルサ時代の分裂とハムラビのバビロン第一王朝  (授業時間外の学習/ Assignments) レポート作成/2時間 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 周辺民族の台頭: ミタンニ,ヒッタイト,カッシート  (授業時間外の学習/ Assignments) レポート作成/2時間 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) オリエント社会: 裁判記録,リピト・イシュタル法典・ハムラビ法典  (授業時間外の学習/ Assignments) レポート作成/2時間 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) ナイルの世界: ナカダ期と先王朝期における自然環境の変化  (授業時間外の学習/ Assignments) レポート作成/2時間 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) エジプトにおける王朝の興亡: 古王国,第一中間期,中王国,第二中間期  (授業時間外の学習/ Assignments) レポート作成/2時間 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 前1200年のカタストローフ: 新王国そして海の民  (授業時間外の学習/ Assignments) レポート作成/2時間 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 世界帝国の時代: アッシリア,アケメネス朝ペルシア  (授業時間外の学習/ Assignments) レポート作成/2時間 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 総括:地理的環境とオリエントの歴史・文化  (授業時間外の学習/ Assignments) レポート作成/2時間 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) 講評: 自然環境に対する農業経済の影響の分析と評価  (授業時間外の学習/ Assignments)  

授業計画はひとつの目安であり,必ずしも計画通りに進むわけではない。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点  30%  出席率と出席回数。 
レポート  70%  日常の学習度(50%)。授業課題に対する積極性(20%)。 
特記事項    日常の学習活動を高く評価し,日常実施するレポートと期末に課す学習調査のためのレポートを重視する。 

授業への参加度とレポートでの調査・研究の努力度。

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
65 1.5 20.0 33.8 30.8 13.8 0.0 1.6 *

<テキスト/Textbook>

大貫良夫/前川和也/渡辺和子/屋形禎亮(編)  『世界の歴史1-人類の起源と古代オリエント-』中公文庫  (中央公論社、2009年) 生協  ISBN:978-4-12-205145-4  授業には必ず持参すること。 

 

<参考文献/Reference Book>

伊藤俊太郎/安田喜憲(編)  『『地球と文明の画期』<講座 文明と環境>2』(朝倉書房、1996年)
 

大津孝彦/常木晃/西秋良宏  『『西アジアの考古学』<世界の考古学>5』(同成社、1997年)
 

中島健一  『『古代オリエント文明の発展と衰退』』(校倉書房、1973年)
 

中島健一  『『灌漑農法と社会=政治体制』』(校倉書房、1983年)
 

安田喜憲  『『気候が文明を変える』<岩波科学ライブラリー>7』(岩波書店、1993年)
 

安田喜憲  『『森と文明の物語 –環境考古学は語る』<ちくま新書>』(筑摩書房、1995年)
 

安田喜憲/川西宏幸(編)  『『古代文明と環境』<文明と環境>1』(思文閣、1994年)
 

 

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