シラバス・講義概要

2004年度

01011-001 ○聖書学1−1(旧約聖書(1)) 2単位 春学期 京田辺
          The Old Testament (1)

01011-051 ○聖書学1−51 2単位 春学期 今出川

越後屋 朗

<概要>

ユダヤ教,キリスト教,そしてまた西洋文明を理解しようとするなら,ユダヤ教の伝統の基盤であり,キリスト教の骨組みを形作ったヘブライ語聖書(注1)を無視するわけにはいきません。国際化がどんどん進んでいる現代においてヘブライ語聖書を学ぶことの重要性はますます高まっているといえます。しかし残念なことに,このことは日本において十分認識されているとはいえないようです。 講義内容(この「聖書学1」と秋学期開講の「聖書学2」から成る)は三つに分かれます。第1部ではヘブライ語聖書に関する基礎知識を提供します。具体的には,ユダヤ教・キリスト教・イスラームとヘブライ語聖書の関係や,ヘブライ語聖書を構成している文書の種類と配列などです。第2部では,ヘブライ語聖書の中の各書を解説します。各書の内容についての理解が深まるように,ヘブライ語聖書の研究者たちによってある程度明らかにされてきた各書の成立背景・過程をわかりやすい形で紹介していきます。この第2部は,ヘブライ語聖書学への入門コースといった内容となります。紹介される研究成果の多くは,ヘブライ語聖書を読み・解釈するという作業を通して生み出されてきたものです。研究者の具体的な作業を通して,ヘブライ語聖書を読み・解釈することの面白さにふれていただきたいと思います。第3部では,ヘブライ語聖書の解釈史を概観します。ヘブライ語聖書をどのように解釈するかは今なおとても重要な問題ですが,最近,研究者の多くはヘブライ語聖書がこれまでどのように解釈されてきたのかに関心を寄せています。この講義では,ユダヤ教・キリスト教におけるヘブライ語聖書の解釈史にしぼるのではなく,もっと幅広く,文学,美術,音楽,映画などでヘブライ語聖書が題材・テーマとしてどのように取り上げられ,解釈されてきたのかを見ていきます。ヘブライ語聖書の影響力の大きさを実感していただきたいと思います。この「聖書学1」では第1〜3部の前半を取り扱います。

(注1)「旧約聖書」はキリスト教での名称であり,ユダヤ教では使われません。聖書学では「ヘブライ語聖書」という名称が徐々に用いられるようになっています。この科目のサブタイトルは「旧約聖書」となっていますが,これは,この名称の方が現時点では一般的だろうとの判断からです。授業の中では「ヘブライ語聖書」という名称を使用していきます。

 

<授業計画>

1-2回目 この科目についての説明。ヘブライ語聖書に関する基礎知識
3-5回目 創世記1-11章
6-8回目 創世記12-50章・出エジプト記・レビ記・民数記・申命記
9-11回目 ヨシュア記・士師記・サムエル記上下・列王記上下
12-13回目 歴代誌上下・エズラ記・ネヘミヤ記



 

<成績評価基準>

平常点(出席,クラス参加,発表,グループ作業の成果等)40%出席をとります。毎回,授業内容についての感想文を提出してもらいます。
中間レポート試験30% 
期末レポート試験30% 

 

<成績評価結果>  成績評価の見方について

01011-001    聖書学1-1

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
68 0.0 35.3 38.2 4.4 17.6 4.4 2.0

 

01011-051    聖書学1-51

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
54 0.0 25.9 31.5 24.1 18.5 0.0 1.6

 

<テキスト>

『聖書−新共同訳−』 (日本聖書協会)

 

<参考文献>

第1回目の授業で参考文献表を配布します。

 

<参照URL>

http://homepage2.nifty.com/hebrewbible/(担当者のホーム・ページ)

 

<備考>

E-mail: aechigoy@mail.doshisha.ac.jp

 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで

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