シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2013年度

PD0108-001 

□ビジネス経済学-1
Economics-1
2単位/Unit  春学期/Spring  今出川/Imadegawa  講義形式

  浜 矩子

<概要/Course Content Summary>

経済学は経済社会において人々が行う様々な行動(取引)を対象とする学問です。私達がどのような経済の枠組みの中で行動しているか,そしてそうした行動をどのように説明できるかを考えることで,現実の経済の姿を理解しようとするものです。本科目はMBAとしての様々な専門知識を修得する上で欠かせない経済学の考え方を基礎から学ぶことを目的としています。 
ビジネスを行うためには私達がどのような経済,金融環境の中にいるのかを的確に捉えなければなりません。現実の経済で生じている様々な事象を正しく認識し,自らのビジネスがそうした事象とどのように関わるかを考え,最適な戦略を講じていくことが求められます。そのためには,経済主体の行動に関する考え方,取引がどのような要因で行われ,そこでどのような価格や取引量が決定されるか,あるいは取引が行われる「市場」とはどのようなものか,等の理解が必要となります。また,実際に経済を見る場合,様々な統計指標が役に立ちますが,個々の具体的統計指標がどのような概念のものであり,それらをどのように見ることができるかを知らなくてはなりません。 
本講義は,経済学の基本的な理論,概念を学ぶと共に,各種経済統計指標について正しく理解することを目的とします。主としてこれまで経済学を体系的に学んだ経験のない方を対象としますが,改めて経済学を学びなおしたいという方にも履修を推奨します。経済学は専門用語が難しい,あるいは数学が苦手だといったことから敬遠される方が多いようですが,本講義では考え方を基本としますので,数式やモデルによるアプローチは原則として採りません。 
社会科学は自然科学のように実験を行うことができません。しかし,歴史から学ぶことによって実に多くの知見を得ることができます。講義では,先ず経済学に関する歴史を振り返ることで考え方の変遷を理解し,その上で経済を構成する主体(具体的には,消費者,企業,政府,等)がどのような行動様式をとっているのかを考えます。こうした経済主体の行動の結果としての一国全体の経済がどのように成長,変化するのかを考えます。また,経済主体相互の様々な関係が経済にどのような影響を及ぼすかについても検討する予定です。講義は理論の説明だけでなく,現実の経済に関する問題を適宜取り上げて,一緒に考えていくスタイルで進めます。

<到達目標/Goals,Aims>

ビジネスに関する様々な専門知識を学ぶために必要な経済学的な知識とものの考え方を修得し,現実の経済を的確に考えることができるようになる。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) はじめに 
・講義スケジュールと講義の進め方について 
・経済の見方,考え方 
(授業時間外の学習/ Assignments) 毎回課題により 
指示します。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 経済学はどのような考え方をしてきたのか 
・アダムスミスは何を考えたのか?マルクスは? 
・ケインズは何を考えたのか? 
・最近の経済学はそれまでとどのような点で考え方が違うのか? 
(授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 取引とはどのようなものか? 
・「もの」と「もの」を交換するというのはどのような意味か? 
・交換ができるためにはどのような条件が必要か? 
・貨幣とは何だろう?金利とは? 
(授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 経済学という学問は何故生まれたのか? 
・我々の社会にある資源が有限であることが我々の生活にどのような影響を及ぼすか? 
・人々が様々な行動をすることにはどのような理由があるのか? 
・人々は何を目的にして,それを達成するためにどのような行動をしているのか? 
(授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 消費者の行動について考える 
・消費者が求めるものは~「効用」の考え方~ 
・「効用」を最大化するためには~無差別曲線の考え方~ 
・どのような財を選択するか~代替財・補完財の考え方~ 
(授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 企業の行動について考える 
・企業はどのように生産活動を行うか~生産関数の考え方~ 
・企業が生産する際に考慮する要因は何か~費用曲線の考え方~ 
・企業が生産に踏み切るための条件は何か~産出量決定メカニズムの考え方~ 
(授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 財やサービスの取引について考える 
・財やサービスの取引はどのような要因で変化するか~需要関数・供給関数~ 
・財やサービスの取引はどのような条件で成立するか~需供の均衡~ 
・全ての財やサービスの取引が決まる仕組みはあるか~一般均衡の考え方~ 
(授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 国民所得(GDP)について考える 
・経済の成長とは何か~国民所得という概念~ 
・取引量の変化と取引価格の変化について~名目と実質の概念~ 
・国民所得の状態を知るためには~GDP統計の考え方~ 
(授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 国民所得はどのように決まると考えられるか 
・収入(所得)と支出(消費),貯蓄と投資の考え方 
・経済が拡大するメカニズム~乗数理論の考え方~ 
・国民所得が決定されるメカニズム~IS-LMモデルで考える~ 
(授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 「もの」の値段とは何か?失業とは何か? 
・「もの」の値段と「貨幣」の価値の関係~物価について考える~ 
・物価を考慮した経済バランスを考える~総需要関数・総供給関数の考え方~ 
・経済学では失業をどのように捉えるか~自発的失業・フィリップス曲線の考え方~ 
・物価や失業の状態を見るには~物価統計,失業率統計の意味を考える~ 
(授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 海外との取引を考慮した経済を考える 
・国内取引と対外取引を考える~国際収支の考え方とBP統計の見方について~ 
・国際取引における基本的な考え方~比較優位の考え方~ 
・対外取引を考慮した国民所得の決定メカニズム~マンデル・フレミングの考え方~ 
(授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 外国為替とは何か 
・外国為替とはどのようなものか~外国為替制度の歴史と現状,統計の見方~ 
・為替レートはどのような要因によって決まるのか~購買力平価,金利平価の考え方~ 
・通貨統合とはどのようなものか~EU通貨統合を考える~ 
(授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 財政政策・金融政策とはどのようなものか 
・政策とは何か,政策の目的は何か~政策目標と政策手段について考える~ 
・財政政策,金融政策の効果について考える~クラウディングアウト,ポリシーミックスの考え方~ 
・政策に対する人々の見方,考え方が及ぼす影響~「期待」の考え方,役割~ 
(授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 社会的厚生とは何か 
・人々が作り出したものをどのように分けるか 
・市場制度と資源配分の考え方~パレート最適とは~ 
・「豊かさ」とは何か,測る基準はあるのか 
(授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) まとめ 
・改めて「経済の見方,考え方」について 
・経済学的に考えるということについて 
・ビジネスに必要な経済学とは? 
(授業時間外の学習/ Assignments) 同上 

講義はシラバス記載の内容を中心に行いますが,受講者の問題意識等を考慮した形で進める予定です。 
事前に聴取した問題意識等を踏まえ,内容が部分的に変更となる可能性がありますので,講義初回に改めて講義スケジュールを説明します。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

レポート  40%  理解力,批判力,思考力 
クラスへの貢献度  40%  質問力,集中力,貢献力 
提出物  20%  推理力,論理的構成力 

共通科目Aの科目ですので,基本的な考え方(理論)が正しく理解されているか,そうした考え方を具体的な問題について的確に応用できるかが先ずポイントとなります。さらに,学んだ理論をそのまま鵜呑みにするのではなく,現実に照らして批判的に考察することができるか否かが評価のポイントになります。

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数  6名
  成績評価結果は公表されていません。

<テキスト/Textbook>

  特定のテキストは使用しません。 

 

<参考文献/Reference Book>

  必要に応じて講義の中で紹介します。 

 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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