シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2012年度

1G4140 

○一般化学

2単位/Unit  春学期/Spring  京田辺/Kyotanabe  講義形式

  上野 正勝

<概要/Course Content Summary>

 高校で学んだ化学と大学で学ぶ化学との橋渡しをする目的でこの科目を設置している。講義内容は化学の基本から始め,大学で学ぶ物理化学 II〜V に関係したもの[前期量子論・原子軌道・化学結合(物理化学VI・V),溶液・化学平衡・化学反応速度(物理化学II・III)]が主であるが,無機化学・分析化学・有機化学の基礎としても役立つように意識して講義を進める。授業にはレジメ(URL参照)をプリントして持参すること。 
 物理化学 I を履修するには,高校での物理を学んでいることが望ましい。 
 なお,本科目は「学習・教育目標 A工学において基礎となる知識の修得(3)数学および物理学を含む工学基礎」に含まれる。

<到達目標/Goals,Aims>

到達目標は以下の通りである。 
(1) 化学の基本と単位を理解している。 
(2) 水素原子のスペクトルとボーアの水素原子モデルを理解している。 
(3) 量子数と原子軌道の関係を理解している。 
(4) 化学結合(共有結合・混成軌道など)について定性的に理解している。 
(5) 化学平衡の原理を理解している。 
(6) 酸塩基反応,酸化還元反応や反応速度式を書き下すことができる。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) 第1回  (内容/ Contents) 化学の基本と単位  (授業時間外の学習/ Assignments) テキスト第1章および第2章の復習。節3.1〜3.5の予習 
(実施回/ Week) 第2回  (内容/ Contents) 原子の構造と性質:水素原子の発光スペクトルとボーアの水素原子モデル  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習と,節3.6〜3.8の予習 
(実施回/ Week) 第3回  (内容/ Contents) 原子の構造と性質:電子の波動性,軌道関数と電子配置  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習と,節3.8〜3.10および節5.3の予習 
(実施回/ Week) 第4回  (内容/ Contents) 原子の構造と性質:電子配置と周期表,イオン化エネルギーと電子親和力  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習と,節4.1〜4.3の予習 
(実施回/ Week) 第5回  (内容/ Contents) 分子の成り立ち:共有結合(σ結合),混成軌道  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習と,節4.4〜4.7の予習 
(実施回/ Week) 第6回  (内容/ Contents) 分子の成り立ち:共有結合(π結合),配位結合  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習と,節4.8〜4.10の予習 
(実施回/ Week) 第7回  (内容/ Contents) 分子の成り立ち:極性分子と電気陰性度,分散力,水素結合  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習と,節6.1および節7.3〜7.6の予習。レポートの作成 
(実施回/ Week) 第8回  (内容/ Contents) 分子の世界:相図,溶液の濃度と蒸気圧  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習と,第9章の予習。レポートの作成 
(実施回/ Week) 第9回  (内容/ Contents) 化学平衡:平衡定数とル・シャトリエの原理  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習と,節10.1〜10.4の予習 
(実施回/ Week) 第10回  (内容/ Contents) 酸と塩基:酸と塩基の定義,酸と塩基の解離平衡  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習と,節10.5〜10.8の予習 
(実施回/ Week) 第11回  (内容/ Contents) 酸と塩基:中和滴定と加水分解,緩衝溶液  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習と,第11章の予習 
(実施回/ Week) 第12回  (内容/ Contents) 酸化と還元:酸化数,電池の起電力  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習と,第12章の予習 
(実施回/ Week) 第13回  (内容/ Contents) 反応の速度:反応のエネルギープロフィル,反応速度式と反応機構  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習と,演習問題の予習 
(実施回/ Week) 第14回  (内容/ Contents) 演習問題  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習と,まとめの予習 
(実施回/ Week) 第15回  (内容/ Contents) まとめ  (授業時間外の学習/ Assignments) まとめの復習 

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

中間レポート  30%  第3章および第4章で学んだ内容の中で,特に興味を抱いた事柄に関して調べ,レポートとして提出すること。興味度・理解度・文章力について評価する。 
期末試験  70%  化学の基礎に関する講義内容の理解度を問う問題や章末問題レベルの問題が解けること。 
特記事項    到達目標の到達度を上記の点数配分により総合的に評価し,100点満点で評価して,到達目標における基礎的事項を身に付けていると判断できる60点以上を合格(D以上)とする。 

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
99 21.2 25.3 23.2 21.2 9.1 0.0 2.3 *

<テキスト/Textbook>

浅野努・上野正勝・大賀恭共著  『FRESHMAN化学』 (学術図書出版社、2006) 取扱い生協  ISBN:978-4-87361-697-1 

 

<参考文献/Reference Book>

篠崎開ら共著  『理工系一般化学』(東京教学社、2002) 取扱い生協 ISBN:4-8082-3039-9 
 

授業にはレジメ(URL 参照)を持参すること。

<参照URL/URL>

http://www1.doshisha.ac.jp/~kibuki/index.html 
 
 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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