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※学期中に内容が変更になることがあります。 | |||||
2012年度 |
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<概要/Course Content Summary> 本講義では,ひととまちとの関係を築き直しながら自分たちの地域/文化を創造していくコミュニティの動きに注目し,形だけになりがちなまちづくり論ではなく,人と地域をエンパワメントする可能性を講究することを目的とする。大阪の都心居住の代表地でもある「上町台地」エリアで展開されている具体的な実践や研究活動を事例として取り上げ,コミュニティ・エンパワーメントがなぜ必要なのか,それはどういうものなのかといったことから,まちの資源を活かし課題解決を図るコミュニティ・ビジネスのありようやまちづくり実践のメカニズムまで考察を深めたい。また,コミュニティ・エンパワーメントの発展には,まちに住まう/つながる人々,特に新旧住民が共に地域/文化の創造の担い手となるためのコミュニケーションデザインが必要となるが,そのありようについても具体的事例をもとに探求する。特に,コミュニティデザインの本質に踏み込むテーマ設定を行い,実践者と研究者が批判的かつ建設的な議論を交え実践と理論とをつなぐ講義と演習形式とすることで,コミュニティ・エンパワーメントの在り方への理解を確実にすることとする。 <到達目標/Goals,Aims> 担当教員によるオムニバス式講義,ワークショップ,シンポジウムの形式を組み合わせて学ぶことにより,地域コミュニティにおけるコミュニケーションデザインの重要性を理解すると共に,自らの居住地や研究対象地における自らの振る舞いについて,そのあり方を見つめ直し,現場の「ベターメント」(質的改善)のための視点を明確にすることができるような知識と技術を身につける。 <授業計画/Schedule>
なお,上記の講義順については,より効果的な内容として組み立てがなされるよう,講義開始時あるいは講義展開中に変更がなされる可能性がある。また,担当者は,新川達郎,山口洋典の他,高田光雄(京都大学),渥美公秀(大阪大学),筒井洋一(京都精華大学),川中大輔(シチズンシップ共育企画),弘本由香里(大阪ガス株式会社エネルギー・文化研究所)が務める予定である。それぞれが講義をした次回授業時には関連する事項についてゲストスピーカーを交えて討論を行い理解を深める形式とする予定である。ゲストスピーカーについては,それぞれ関連するテーマに対し,実践家を話題提供者として招く予定である。 <成績評価基準/Evaluation Criteria>
平常点中心にて評価を行うが,その際,講義への積極的な参画に重点を置く。 <成績評価結果/Results of assessment> 成績評価の見方について/Notes for assessment
登録者数 5名 <テキスト/Textbook>
<備考/Remarks> 本講義は,2009年度まで,大阪ガスエネルギー・文化研究所より寄付を受け,大学コンソーシアムの学際科目として開設してきた「コミュニティ・デザイン論」を発展させた講義である。また現在,大阪ガスエネルギー・文化研究所と本研究科とは教育研究協力協定を結んでおり,本講義に支援をいただいている。上記テキストの内容をもとに,今後の地域コミュニティのあり方について,実践家も交え,積極的に意見交換を行っていく。 |
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お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
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