シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2012年度

3B5357-001 

○地域インターンシップ-1
Internship in the Local Community-1
2単位/Unit  春学期/Spring  今出川/Imadegawa  講義形式

  谷口 知弘

<概要/Course Content Summary>

 地域社会は人間関係の希薄化が進む中で,防犯・防災・環境問題・少子高齢化・交通・景観など多様な問題に直面している。このような一般的に語られる状況に加え,地域社会にはその歴史や風土と社会状況が絡み合い個別の問題状況が発生している。ソーシャル・イノベーターには,机上で得られる「知識」だけでは見えない地域の問題を発見し解決する能力が求められる。問題を見つけるには,まず地域に入り住民と交流することが必要であり,交流を楽しむことが大切である。 
 そこで,各自設定したフィールドの各種団体や市民活動団体,NPO法人,商店街等の人々と交流することから始め,住民との関係づくりを体験的に学びつつ地域の活動を記録・支援し,地域の問題を発見する。 
 対象とするフィールドは,次の4つを想定しているが,自由に設定いただくこともできる。 
①嵯峨・嵐山地域をフィールドに,シビックプライドを醸成する実験的活動から暮らしと観光の共生を考える(協働先:嵯峨嵐山おもてなしビジョン推進協議会)。  
②京町家が残る京都の中心市街地をフィールドに,地域コミュニティと海外アーティストの交流活動から持続可能なまちづくりや町家保全活用を考える(協働先:京都市景観・まちづくりセンター)。  
③京極小学校区・出町商店街界隈(上京区)をフィールドに,地域社会のソーシャル・キャピタル醸成を促す手法として地域メディアの可能性を探る(協働先:出町商店街振興組合,京極住民福祉連合会,出町まちかど放送局)。  
④待賢小学校区(上京区)をフィールドに,高齢者支援活動など地域課題の解決をはかるソーシャルビジネスの実験的取組みを試みる(協働先:待賢まちづくり委員会,京都地域包括ケア推進機構)。 

<到達目標/Goals,Aims>

地域活動に取り組む人々と交流・協働する態度や姿勢を体得する。 
地域の問題を発見する洞察力を身につけ,具体的解決の方策を企画・実施する力を養成する。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) 第1回  (内容/ Contents) 地域インターンシップ総論 
1)地域に入る上での気づきの準備~問いの立て方 
2)地域と関わるためのコミュニケーションデザイン~記録の綴り方 
3)地域から出るときの理論的貢献~レポートの組み立て方 
(授業時間外の学習/ Assignments) 問題意識の整理 
(実施回/ Week) 第2回  (内容/ Contents) オリエンテーション:本講義の目的とプロセス/フィールド紹介  (授業時間外の学習/ Assignments) 問題意識の整理 
(実施回/ Week) 第3回  (内容/ Contents) 住民との交流と現状の把握(1)  (授業時間外の学習/ Assignments) フィールドワーク 
(実施回/ Week) 第4回  (内容/ Contents) 住民との交流と現状の把握(2)  (授業時間外の学習/ Assignments) フィールドワーク 
(実施回/ Week) 第5回  (内容/ Contents) 地域活動への参加(1)  (授業時間外の学習/ Assignments) フィールドワーク 
(実施回/ Week) 第6回  (内容/ Contents) 地域活動への参加(2)  (授業時間外の学習/ Assignments) フィールドワーク 
(実施回/ Week) 第7回  (内容/ Contents) 地域活動への参加(3)  (授業時間外の学習/ Assignments) フィールドワーク 
(実施回/ Week) 第8回  (内容/ Contents) 問題発見(1):仮説的問題発見  (授業時間外の学習/ Assignments) フィールドワーク 
(実施回/ Week) 第9回  (内容/ Contents) 問題発見(2):問題検証のためのフィールドワーク,ヒアリング等  (授業時間外の学習/ Assignments) フィールドワーク 
(実施回/ Week) 第10回  (内容/ Contents) 問題解決(1):アイデアの展開  (授業時間外の学習/ Assignments) フィールドワーク 
(実施回/ Week) 第11回  (内容/ Contents) 問題解決(2):アイデアの展開  (授業時間外の学習/ Assignments) フィールドワーク 
企画案準備 
(実施回/ Week) 第12回  (内容/ Contents) 問題解決(3):企画立案  (授業時間外の学習/ Assignments) フィールドワーク 
実施案準備 
(実施回/ Week) 第13回  (内容/ Contents)  〃  (4):企画実施  (授業時間外の学習/ Assignments) フィールドワーク 
企画実施 
(実施回/ Week) 第14回  (内容/ Contents)  〃  (5):企画実施  (授業時間外の学習/ Assignments) フィールドワーク 
企画実施 
発表準備 
(実施回/ Week) 第15回  (内容/ Contents) 発表:地域の問題および解決案の発表+地域からの評価及び自己評価  (授業時間外の学習/ Assignments) 各自の活動への活用検討 

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(出席,クラス参加,発表,グループ作業の成果等)  60%  授業への出席,地域活動への参加など,積極性を評価する 
期末レポート試験・論文  40%  地域活動の記録と地域の問題発見をレポートとして課し,記録・記述の工夫と問題発見の洞察力を評価する 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数  2名
  成績評価結果は公表されていません。

<テキスト/Textbook>

  特に使用しない。 

 

<参考文献/Reference Book>

  必要に応じて適宜紹介する。 

 

<備考/Remarks>

<履修上の注意> 
第2回以降の時間割は固定しない。掲示を確認するとともに担当者と連絡を取り合うこと。 
(谷口メールアドレス:taniguchi@co-design.info) 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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