シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2011年度

172003-103 

△アカデミック・スキル1-103 (分析 嵐山・保津峡の漂着ごみ問題を考える)
-103 -Monitoring River Litter in Hozu-river-
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  ゼミ形式

  原田 禎夫

<概要/Course Content Summary>

この授業では,新たな環境問題として注目をあつめる「漂着ごみ」について,保津川(亀岡市~京都市・嵐山)をフィールドとした調査・実習を通じて学びます。近年,海岸部や離島で大きな問題となっている漂着ゴミですが,2009年にはいわゆる「海ごみ対策法」が制定されるなど,問題解決に向けて大きく動き始めました。しかし,これまでの研究により,海ごみの多くは実は国内の陸域から河川を通じて海に流れ出したものであることも明らかになっています。 
 
そこで本授業では,NPOや企業と連携しながら,京都を代表する観光地のひとつである保津峡で,世界共通の漂着ゴミの評価手法(ICC: International Coastal Cleanup)や,オンライン・環境マップなどを活用して定量的な漂着ゴミの評価を行うとともに,関係者へのヒアリング調査を実施し,問題解決策の検討を行います。 

<到達目標/Goals,Aims>

漂着ゴミといった,これまでは評価が難しいとされてきた政策課題に対して,定量的な評価を行う手法を学ぶことで,より具体的な政策課題能力を身に着けることができるようになることをめざします。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) はじめに(授業アウトラインの説明,注意事項等)  (授業時間外の学習/ Assignments) レジュメに目を通してくる 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 漂着ごみとは①  (授業時間外の学習/ Assignments) テキストを読んでくる 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 漂着ごみとは②  (授業時間外の学習/ Assignments) テキストを読んでくる 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 漂着ごみの評価手法について①  (授業時間外の学習/ Assignments) レジュメに目を通してくる 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 漂着ごみの評価手法について②  (授業時間外の学習/ Assignments) 鴨川など,身近な水辺での評価手法の試行 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) フィールドワーク①(保津川下りに乗船しての保津川調査)  (授業時間外の学習/ Assignments) 評価マニュアルの熟読 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) フィールドワークの成果の検討①  (授業時間外の学習/ Assignments) 収集したデータの取りまとめ 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) レポート中間報告①(グループ単位)  (授業時間外の学習/ Assignments) 報告資料の作成 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) フィールドワーク②(徒歩での保津川調査)  (授業時間外の学習/ Assignments) 評価マニュアルの熟読 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) フィールドワークの成果の検討②  (授業時間外の学習/ Assignments) 収集したデータの取りまとめ 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) レポート中間報告②(グループ単位)  (授業時間外の学習/ Assignments) 報告資料の作成 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) ヒアリング調査について  (授業時間外の学習/ Assignments) 評価マニュアルの熟読 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) レポート中間報告③(グループ単位)  (授業時間外の学習/ Assignments) ヒアリング調査の結果のとりまとめ 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 最終報告書のとりまとめ  (授業時間外の学習/ Assignments) 報告資料の作成 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) まとめ(最終報告)  (授業時間外の学習/ Assignments) 報告資料の作成 

受講者の人数や,興味・関心に応じて,授業計画を弾力的に見直す場合があります。また,フィールドワークについては気象条件などにより実施回を変更することがあります。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(出席,クラス参加,グループ作業の成果等)  30%  授業時間中に,小レポートの提出を求める場合がある。 
クラスでの報告  30%  内容と方法両面から評価する。 
期末レポート・論文  40%  構成が妥当か,問題の把握が適切かを評価する。 

フィールドワークを実施するため,教室での講義も重要な準備であり,皆勤が原則です。また,報告担当回での欠席は,厳しく評価します。なお,フィールドワークも講義回数に含みます。

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数  16名
  成績評価結果は公表されていません。

<テキスト/Textbook>

小島 あずさ, 眞 淳平  『海ゴミ [中公新書]-拡大する地球環境汚染-』 (中央公論新社、2007) ISBN:978-4121019066 

 

<参照URL/URL>

(社)JEAN/全国クリーンアップ事務局 
漂着ごみ問題に取り組むNGOのサイト 
NPO法人プロジェクト保津川 
保津川の漂着ゴミ問題に取り組むNPOのサイト。 
保津川遊船企業組合 エコグリーン活動 
保津川下りの船頭さんたちによる環境活動のサイト。本授業でもフィールドワークのガイドをしていただきます。 

<備考/Remarks>

授業だけではなく,各地で実施されている海岸や川の清掃活動にも積極的に参加するなどして,問題への理解を深めてください。 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
Copyright(C) 2011 Doshisha University All Rights Reserved. 無断転載を禁止します。