シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2010年度

PD0433-001 

◇グローバル時代をどう読むか-1
Making Sense of the GlobalEconomy-1
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義形式

  浜 矩子

<概要/Course Content Summary>

明けても暮れてもグローバル。いまや,すっかり枕詞化したグローバルという言い方だが,その本質は結局のところどこにあるのか。何がグローバル時代をグローバル時代たらしめているのか。ここを解明せずして,今日的経営は成り立たない。 
一人歩きするキーワードほど,危険なものはない。それは呪文のごとく人々を惑わせ,思考停止状態に追い込む。良いことは全てグローバル化のおかげであるかに思い込む向きがあれば,悪いことを全てグローバル化のせいにする人々がいる。両者対峙する中で,グローバル時代の正体が見失われていく。 
本講座では,この得体の知れないグローバル時代なるものの実態解明を目指したい。「遠く過去を振り返れば振り返るほど,遠い未来がみえてくる。」かのウィンストン・チャーチルがそう言った。名言である。この精神にのっとり,歴史的視座を座標軸としてグローバル時代を読み,地球経済の21世紀的回り方を受講生の皆さんとともに謎解きしていきたいと考えている。 
以上の発想に立って,本講座中の「時代の風を考える」シリーズではその折々の時事的トピック・話題の経済事象を取り上げる。グローバル時代を読む観点からそれらの意味するところ,背後のカラクリ,今後の成り行き,歴史的位置づけなどをご一緒に見極めて参りましょう!

<到達目標/Goals,Aims>

一連の検討を通じて,日々生起する大小様々の経済的出来事を確かな尺度と独自の切り口で読む力をつけて頂きたく思います。それが本講座の到達目標です。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 序論:発想の原点 
◆何を考えるか 
◆どう考えるか 
◆目指すものは何か 
◆知恵に思いを馳せて… 
(授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 「今まで」と「これから」はどう違う 
◆国家 
◆世界 
◆国際 
◆グローバル 
(授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 時代の風を考える:(1) 
◆「概要」参照 
(授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 時代の風を考える:(2) 
◆「概要」参照 
(授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) (内容/ Contents) グローバル時代の役者たち:アメリカ 
◆パックス・アメリカーナの光と影 
◆レーガノミックスの経済学 
◆アメリカ,その天動説的限界 
◆21世紀のアメリカ像は? 
(授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) (内容/ Contents) グローバル時代の通商秩序 
◆三つの「ラテラル」 
◆自由・無差別・互恵 
◆GATT,WTO,FTA 
◆21世紀の通商秩序は? 
(授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 時代の風を考える:(3) 
◆「概要」参照 
(授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 時代の風を考える:(4) 
◆「概要」参照 
(授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) (内容/ Contents) グローバル時代の役者たち:欧州(1) 
◆欧州統合事始 
◆経済統合の理論と現実 
◆通貨統合の功と罪 
◆拡大がEUにもたらすもの 
(授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) グローバル時代の役者たち:欧州(2) 
◆新欧州人:戦争を知らない人々 
◆欧州的心意気:一寸の虫の五分の魂 
◆統合がもたらすもの:それは綱引き 
◆21世紀の欧州像は? 
(授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) グローバル時代の役者たち:アジア(1) 
◆中国:貧困の中の豊かさ 
◆日本:豊かさの中の貧困 
◆日本と中国:誰が誰をどう支えるか 
◆パックス・アジアの時代? 
(授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) グローバル時代の役者たち:アジア(2) 
◆どこまでがアジア? 
◆成るか,東アジア共同体 
◆統合欧州から何を学ぶか 
◆21世紀のアジア像は? 
(授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 時代の風を考える(5) 
◆「概要」参照 
(授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 時代の風はどんな風? 
◆時代の風はどこから吹く風? 
◆時代の風はどう吹く風? 
◆時代の風は誰の風? 
◆時代の風を読む知恵はいずこに? 
(授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) 総括と討論  (授業時間外の学習/ Assignments)  

各回完結形式ながら,連続性のあるドラマとして15回の講義を展開したい。折々の謎解きと舞台回しには受講生の皆さんの積極的参加を期待する。主役は皆さん。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

レポート  40%  創造力・批判力・理解力・達成力 
クラスへの貢献度  40%  質問力・集中力・貢献力 
提出物  20%  推理力・追求力 

自分の頭で考え自分の言葉で語る意気込みとそのための蓄積形成に労をいとわない姿勢,そして議論喚起のために常に問題提起者の役割を果たす構えのサービス精神。これらが評価の勘所となります。

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A+ A B+ B C+ C F
22 0.0 22.7 31.8 22.7 18.2 4.5 0.0 0.0 3.3

<テキスト/Textbook>

  特定のテキストは設けません。参考文献を準テキスト風に考えられたし。 

 

<参考文献/Reference Book>

浜 矩子  『グローバル恐慌-金融暴走時代の果てに-』(岩波書店、2009)
 

浜 矩子  『経済は地球を回る-エコノミストの見方,考え方-』(筑摩書房、2001)品切, 図書室にて閲覧可 
 

浜 矩子  『ドル終焉-グローバル恐慌はドル最後の舞台となる!-』(ビジネス社、2010)
 

ジョセフ・スティグリッツ  『スティグリッツ教授の経済教室』(ダイヤモンド社、2007)
 

ピエトラ・リボリ  『あなたのTシャツはどこから来たのか?-誰も書かなかったグローバリゼーションの真実-』(東洋経済新報社、2007)
 

 

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