シラバス・講義概要

2009年度

45470-051 ○里山保全の実践経済学1−51 2単位 春学期 今出川

岸 基史

<概要>

いかに科学技術が進歩し経済が発展しようとも,人間は自然界にある資源を利用して生きていることに変わりはない。日本人が身近にある自然を巧みに利用し,自然と折り合いを付けながら生活する中で形成された里山は日本の伝統文化を象徴するものであり循環型社会の原点であると言える。この科目は,理論経済,環境経済,エコロジー経済,資源・エネルギー経済,労働経済,農業経済,都市経済,流通経済,国際経済,文化経済,経済史などを念頭におきながら関西文化学術研究都市高山第2工区内にある里山の修復・活用を実践する経済学の総合学習的フィールドワーク科目である。

 

<授業計画>

実施回 日にち        内容
 1 事前学習 ガイダンス
 2 4月12日 現地見学,田起し,筍掘り,他
 3 4月29日 苗代作り,他
 4 5月6日 播種,春野草料理,他
 5 6月14日 田植,麦刈り,他
 6 6月28日 草とり,草刈り,他
 7 事後学習 総括

 

第1回目と第7回目は教室で授業を行う。

第2回目から第6回目までは原則として10時30分に現地集合し,17時00分に現地解散する。

気象条件,その他の事情のため,第2回から第6回までの上記の日にちを予備日に変更することがある。

予備日:4月19日,4月30日,5月10日,6月21日,7月5日。

 

<成績評価基準>

平常点(出席,実習作業参加)30% 
小レポート50% 
期末レポート20% 

 

<成績評価結果>  成績評価の見方について

45470-051    里山保全の実践経済学1-51

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
17 82.4 11.8 5.9 0.0 0.0 0.0 3.8

 

<参考文献>

岩澤 信夫 『不耕起でよみがえる』 (創森社、2003)

養父 志乃夫 『自然生態修復工学入門』 (農文協、2002)

養父 志乃夫 『田んぼビオトープ入門:豊かな生きものがつくる快適農村環境』 (農文協、2005)

杉山 恵一・中川 昭一郎編 『農村自然環境の保全・復元』 (朝倉書店、2004)

現代農業 『田園・里山ハローワーク:希望のニート・フリーター』 (農産漁村文化協会、2005年11月増刊)

田端 英雄 『里山の自然』 (保育社、1997)

与名 正三・中津 弘 『奈良高山の自然:茶せんの里の生きものたち』 (東方出版、2006)

 
その他適宜指示する。

 

<参照URL>

http://blogs.yahoo.co.jp/satoyamahozennojissenkeizaigaku

http://blogs.yahoo.co.jp/seminor_mkishi

 

<備考>

・第2回から第6回までは現地集合,現地解散とする。

・「学研災付帯賠償責任保険」に加入すること。加入手続きについては第1回目のガイダンスで説明する。

 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで

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