シラバス・講義概要

2009年度

15206-004 演習BII−4 4単位 春・秋学期 今出川

中井 義明

<概要>

(対象)本講はメソポタミアおよびエジプトを含む西アジア古代史とギリシア・ローマを中心とするヨーロッパ古代史やビザンツ史およびアメリカ古代史を対象とする。

(狙い)前年度の演習で培われた知識を基礎として,より高度な問題関心と研究によって歴史事象に対するアプローチの仕方を研ぎ澄まし,緻密な史料分析と研究文献の探索によって論理的かつ独創的な研究を行うことを目的としている。

(範囲)本講が扱うのは紀元前8000/6000年頃の西アジアやギリシアにおける農業の起源から,476年のローマ帝国の滅亡までの時代やビザンツ帝国およびアステカ帝国やインカ帝国滅亡までの時代を演習の範囲とする。

(方法)授業は各人の設定したテーマに基づく研究発表という形式をとる。発表者は自分の発表のレジュメを作成し,同時にその研究発表で参照したさらに必要な史料や参考文献のリストを作成する。

秋学期に卒業論文作成の為の指導を行う。

 

<授業計画>

1 各自の研究テーマについての説明と参考文献表の提出。
2 個別発表(1)
3 個別発表(2)
4 個別発表(3)
5 個別発表(4)
6 史料研究(1)
7 史料研究(2)
8 史料研究(3)
9 史料研究(4)
10 個別発表(5)
11 個別発表(6)
12 個別研究(7)
13 個別研究(8)
14 欧文文献の研究(1)
15 欧文文献の研究(2)
16 欧文文献の研究(3)
17 欧文文献の研究(4)
18 個別発表(7)
19 個別発表(8)
20 個別研究(9)
21 個別研究(10)
22 卒業論文作成に向けての検討(1)
23 卒業論文作成に向けての検討(2)
24 卒業論文作成に向けての検討(3)
25 卒業論文作成に向けての検討(4)
26 卒業論文作成に向けての検討(5)
27 卒業論文の反省(1)
28 卒業論文の反省(2)

秋学期に卒業論文作成の進捗状況の報告を行う。

 

<成績評価基準>

平常点60%発表の成果等。
小レポート20%文献リストの作成と発表報告及び課題レポート。
期末レポート試験20%卒業論文作成に向けての方向性と課題についての報告。

 

<テキスト>

テキストは使用しません。

 

<参考文献>

伊藤 貞夫・本村 凌二 『西洋古代史研究入門』 (東大出版、1997)

史学会 『ヨーロッパ古代 1949〜85−<日本歴史学会の回顧と展望>20−』 (山川出版、1988)

史学会 『西アジア・アフリカ 1949〜85−<日本歴史学会の回顧と展望>19−』 (山川出版、1988)

The Cambridge Ancient History, vols. 1.1-XII. (Cambridge U.P., 1977).

これらは文化史学科の書庫や研究室,図書館にあります。購入する必要はありません。これらの他に史学雑誌が毎年出している回顧と展望号(第5号)は研究論文等を調べるのに参考となります。.

 

<備考>

受講上の注意:演習終了後発表者のレポートを要求するので指定された期日までに必要な枚数を満たしてレポートを提出すること。

 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで

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