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シラバス・講義概要 | |||
2008年度 37541 ○政治参加と選挙 2単位 春学期 京田辺
<概要> 1年生の諸君の多くは,まだ選挙権を持たないかもしれない。でも,もし,選挙権が与えられたら,次の選挙であなたは投票すると思いますか。それとも棄権するでしょうか。さすがに,政治学科の学生は「投票に行く」と答えるかもしれない。でも,実は,日本の20代の有権者の3人に1人しか投票に行かないのが現実です。 そもそも,選挙に行くことを義務だと考えている人が多いのですが,参政権は憲法で保障された権利です。その権利を行使しない人が増えてきていることをあなたはどう感じますか。「日常生活にたいして不便を感じないし,その意味では政治がちゃんと機能しているのだろうから,べつに選挙や政治に関わる必要はない」と考える人があるようです。でも,市民の政治参加なしに民主主義が成立するでしょうか。 では,そもそも,どういう人が政治に積極的に参加するのでしょうか。あるいは,どういう条件がそろった時に人は政治に関心を持つのでしょうか。どういう人が特定の政党を積極的に支持し,どういう人が積極的な支持を持たない「無党派」となるのでしょうか。あるいは,自ら進んで参加するというより,頼まれるから仕方なしに関わるというのが政治参加の実態なのかもしれません。そして,選挙制度が影響しているということはないのだろうか。 これらの疑問について,政治学はどのような説明をこれまでしてきたのか,この講義では,それらのうちもっとも重要な理論や仮説についてできるだけやさしく解説します。また,教室で行う模擬選挙への参加などをとおして,受講者のみなさんにも考えてもらおうと思います。 授業での資料は,原則,私のホームページ(http://ynishiza.doshisha.ac.jp/)で事前にアクセスできるようにします。必要に応じて各自で印刷して授業に持参してください。また,連絡事項なども掲示しますので,定期的にホームページを確認するようにしてください。
<授業計画> 週ごとの課題など,詳細はHPに掲載しています。
<成績評価基準> 基礎的な用語や理論・仮説の理解を確認する小テスト(30分,500字前後のエッセイ)を3回予定してます。小テスト実施日は,事前に「講義予定」の中でアナウンスします。なお,成績分布は,「平均を75点・標準偏差を10点」を原則としています。すると,理論的には,80点以上が30%,70点台が40%,70点未満が30%となります。 <成績評価結果> 成績評価の見方について 37541 政治参加と選挙
<テキスト> 特に指定しません。下にあるように,セクションごとに参考文献を紹介しますので,各自で興味のある文献を読むようにしてください。
<参考文献> I 政治参加とは II 政治参加についての合理選択論的(制度論的)アプローチ III 政治参加についての心理学的アプローチ IV 政治参加についての社会学的アプローチ V 政治参加について文化論的のアプローチ
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お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
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