シラバス・講義概要

2008年度

37386 ○国際紛争処理法 2単位 春学期 今出川

新井 京

<概要>

本講義では,国際法の重要な目的の一つである,紛争処理について学ぶ。国際紛争とその処理手続の類型化を行った後,国際司法裁判所における紛争の平和的解決のあり方,国連を中心として紛争の強制的解決,武力行使の禁止などについて説明し,さらに武力紛争時(戦時)に適用される武力紛争法・国際人道法にも言及する。

 

<授業計画>

1 国際紛争とは何か
2 平和的解決手段の類型
3 国際司法裁判所(1)組織
4-5 国際司法裁判所(2)管轄権
6-7 国際司法裁判所(3)裁判手続
8 戦争の違法化
9 国連の集団安全保障制度
10 平和維持活動
11 自衛権
12 武力紛争法の適用範囲
13 戦闘手段・方法の規制
14 武力紛争法の履行確保

 

<成績評価基準>

期末試験の成績により評価する 100%

<成績評価結果>  成績評価の見方について

37386    国際紛争処理法

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
56 21.4 16.1 8.9 30.4 23.2 0.0 1.8 *

 

<テキスト>

杉原 高嶺他 『現代国際法講義』 第4版 (有斐閣、2007)

条約集を持参すること。(次の3点のいずれか)

山手・香西・松井編 『ベーシック条約集』 (東信堂)

大沼・藤田編 『国際条約集』 (有斐閣)

小田・石本編 『解説条約集』 (三省堂)

 

<参考文献>

松井 芳郎他(編) 『判例国際法』 第2版 (東信堂、2006)

杉原 高嶺 『国際司法裁判制度』 (有斐閣、1996)

村瀬 信也・真山 全 『武力紛争の国際法』 (東信堂、2004)

 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで

Doshisha Univ. Electronic Tutorial system
Copyright(C) Doshisha University All Rights Reserved. 無断転載を禁止します。