シラバス・講義概要

2007年度

84166-201 ○学際科目1−201(多文化コミュニケーション学の基礎−言語研究の核となるトピックス−) 2単位 春学期 交流セ
          Multicultural Communication: Basics(Core Topics for Linguistic Studies)

山内 信幸 長谷部 陽一郎

<概要>

広義の言語研究を学際的に「多文化コミュニケーション学」ととらえ,その中核となるトピックスを中心に,母語である日本語と外国語として最もなじみ深い英語を題材にして,多文化コミュニケーション学の基礎的理解を図ることを目指します。

ことばの背後にはある種の一般原則のようなものが存在しているといって信じられないあなた,ことばは曖昧模糊としていかなる客観的な記述・分析にもたえられないと思っているあなた,そして,ことばに「カルト」的な興味や知識をもっているあなた,担当者はそういうあなたのような受講者を心待ちにしています。

春学期の講義でとりあつかうテーマは,「言語の一般的特徴」「動物の言語」「音声学・音韻学」「形態論」「統語論」です。各テーマについて,まず,基本的な情報を講義によって補い,さらに,担当者またはゲストスピーカーによって関連したトピックを2〜3程度提供します。

担当者としては,学生の皆さんとの双方向の授業の展開を旨とし,当然,教師と学生との距離もできるだけせばめたいと願っています。最終的には,「ことばって案外おもしろい」,「論理的にものを考える癖がついた」あるいは「気がつけば,自然にクラスの議論に参加していた」と言わしめたいものです。もちろん,皆さんから「この授業をとって本当によかった」という掛け値なしの感想を導きだすために,担当者としていかなる努力も惜しみません!

 

<授業計画>

1 オリエンテーション【全員】
2 ことばの諸性質【山内】
3 動物のことば【山内】
4 音について1(概説)【山内】
5 音について2(概説)【山内】
6 音について3(各論:身近な音の現象)【長谷部】
7 語について1(概説)【長谷部】
8 語について2(概説)【長谷部】
9 語について3(各論:身近な語の現象)【長谷部:ゲストスピーカー1】
10 文について1(概説)【長谷部】
11 文について2(概説)【長谷部】
12 文について3(各論:身近な文の現象)【山内:ゲストスピーカー2】
13 まとめ【全員】

 

<成績評価基準>

平常点(出席,クラス参加,発表,グループ作業の成果等)20% 
提出物40% 
期末筆記試験40% 
特記事項 最終評価より,欠席1回につき3点,遅刻1回につき1点を減じることとします。

 

<成績評価結果>  成績評価の見方について

84166-201    学際科目1-201

登録者数  7名
  成績評価結果は公表されていません。

 

<テキスト>

『現代の言語学』 (金星堂、2004) 生協

 

<参照URL>

授業開講時に指示します。

 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで

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